サーフェスから集水域を作成するには

指定したサーフェスの地形に基づいた集水域を作成することができます。

集水域の流路は、集水域を作成するときに、同時に作成することができます。流路は、指定した流出ポイントと、計算上の水文学最遠方ポイントとの間に描かれます。

ヒント: [サーフェスから集水域を作成]コマンドは、サーフェス地形に基づいた水文学最遠方ポイントを計算します。ただし、[サーフェスから流路を作成]コマンドを使用して、他のオプションを調べるために異なる水文学最遠方ポイントを選択することができます。

流路は、CreateCatchmentsFromSurfaces コマンドの設定に指定されている設定を使用して作成されます。

[サーフェスから集水域を作成]コマンドはポイントに流出する領域を作成するだけです。境界に流出する集水域には、[オブジェクトから集水域を作成]コマンドを使用します。

  1. [解析]タブ [地盤データ]パネル [集水域]ドロップダウン [サーフェスから集水域を作成] 検索をクリックします。
  2. 図面内でクリックして、流出ポイントを指定します。
  3. [サーフェスから集水域を作成]ダイアログ ボックスを使用して集水域のプロパティを定義し、[OK]をクリックします。

入力パラメータが有効な集水域を生成する場合、指定された集水域スタイルを使用して、図面に集水域が作成されます。

入力パラメータが有効な集水域または流路を生成しない場合、AutoCAD テキストウィンドウに次のエラーが表示される場合があります。

問題 解決策

「集水域は選択した流出ポイントに対して作成されません」

「指定した位置では、面積のない集水域になります」

計算アルゴリズムは、選択しているそれぞれの流出ポイントに対して有効な集水域を生成しない場合があります。

このコマンドによって集水域を生成するには、サーフェスの三角形エッジが流出ポイントに向かって傾斜している水路を形成しなければなりません。[ウォーター ドロップ]コマンドを実行して、排水ますまたは格子を配置する位置など、対象とする位置の近くを流れるパスを見つけると便利な場合があります。流出ポイントとしてパスに沿ったポイントを選択すると、一般的に集水域が生成されます。

コマンドが流出ポイントに通じるサーフェスの通常の向きと衝突する「平面のエッジ」または小さな逸脱を検出した場合、コマンドは停止し、集水域は作成されません。

[サーフェスから集水域を作成]コマンドが特定のポイントに対して機能しない場合、手動でポリラインを作成し、[オブジェクトから集水域を作成]コマンドを使用する場合があります。敷地境界線または湿地帯境界に流れる領域を得ようとしている場合は、このケースに相当するかもしれません。