構造物を移動すると、構造物に接続されているすべてのパイプの終点も共に移動します。
通常、構造物に接続されているパイプの終点の元の標高は維持されます。ただし、接続パイプの標高と勾配は、特定の条件の下でパイプ ルールによってコントロールされます。
ます構造に組み込まれた自動サイズ変更の動作を理解することも重要です。自動サイズ変更の動作によって、ます構造の標高が変更された場合でも、ます構造のジオメトリの適切な特徴(接続パイプの標高、排水溜めの深さ、および垂直パイプ クリアランス領域など)が維持されます。
縦断ビューで構造物を表示しているときは、構造物のリム グリップまたは排水溜めの深さグリップを使用して、リムまたは排水溜めの深さを調整できます。次の図に、構造物の上端にあるリム グリップを示します。排水溜めの深さグリップは、構造物の下端のすぐ上にあります。
構造物グリップにより何が変更されるかは、[構造物プロパティ]ダイアログ ボックスの[パーツのプロパティ]タブでの構造物の挿入(リム)および排水溜めの動作プロパティの設定により変わります。たとえば、構造物のサーフェスの自動調整プロパティを有効にしている場合、構造物をグリップ編集すると、サーフェス調整係数が変更されます。サーフェスの自動調整プロパティを無効にしている場合、構造物をグリップ編集すると、リム(挿入部)の標高が変更されます。排水溜めの動作プロパティでは、排水溜めの深さプロパティを有効にしている場合、構造物をグリップ編集すると、排水溜めの深さが変更されます。排水溜めの標高プロパティを有効にしている場合は、構造物をグリップ編集すると、排水溜めの標高が変更されます。