エッジ フィレットと丸めは、[固定]、[可変]、[セットバック]の 3 つの動作タイプに分かれています。
新機能の紹介: 2022、2023
[フィレット]コマンドを使用すると、さまざまな半径や条件のフィレットや丸めを 1 つのフィーチャとして簡単に適用できます。プロパティ パネルには、フィレット タイプ、選択モード、および選択セットが用意されており、強力なフィレット操作を実行できます。各フィレット タイプに対して、異なるサイズの複数の選択セットを持つことができます。
プロパティ パネルの一般的なコントロールの詳細については、「プロパティ パネルの概要」を参照してください。
[フィレット]プロパティ パネルには、側面にドッキングされたツール パレットがあります。ドラッグして離し、必要に応じて 2 つに分けることができます。分割するには、どちらかをクリックしてドラッグし、青いエッジが表示されたらマウス ボタンを放します。カーソルをプロパティ パネルの近くに置くと、ツール パレットがスナップする側がハイライト表示されます。
ツール パレットのコントロールを使用すると、1 つのコマンド セッションで複数のフィレット サイズとタイプを追加できます。
- 別のエッジ フィレット選択セット タイプ(固定または可変)を追加し、フィレットのセットバックを作成します。別の選択セット タイプを追加するには、ツール パレットで使用するタイプをクリックし、そのタイプのエッジを選択します。異なる半径のフィレットを追加するには、現在のフィレット タイプに別の選択セットを追加します。
- 複数の空のセットは作成できません。同じタイプの追加セットを作成するには、セットを設定する必要があります。
- 空の選択セットがあり、別の選択セット タイプが選択されている場合、空のセットは選択したセットに置き換えられます。
- 選択フィルタの優先度(エッジ、ループ、フィーチャ、またはソリッド ボディ)を変更します。
- ソリッド選択フィルタを選択すると、空の選択セットが置き換えられます。
- ソリッド選択フィルタが空の別のフィレット タイプを選択すると、ソリッド選択グループが削除され、選択したフィルタ タイプが追加されます。
注: 指定した選択セット内のすべてのフィレット寸法は、そのセット内の任意の値を編集するときに表示されます。
入力のフィードバック
値がフィーチャの他の要素と競合する場合、警告バッジがプロパティ パネルと HUD に表示されます。バッジの上にカーソルを合わせると、ツールチップの情報が表示されます。たとえば、次の図では、2 つの可変フィレット エッジが互いに競合しています。エッジ 1 の位置値(1)がエッジ 2 の位置値(0)と競合しています。これは、2 つの点が一致しているためです。値が重なっています。
注: 1 つのエッジにフィレットを適用している場合、エッジを削除すると、フィレットが無効になるためエラーとなります。複数のエッジにフィレット フィーチャを適用していて、そのセットの中にエッジが 1 つでも残っている場合は、エッジを削除すると、その変更がフィレットに反映され更新されます。単一面または面セットに適用されたフィレットから面を削除する場合にも、同様の動作が行われます。
フィレット フィーチャを編集する
- 次のいずれかの方法で、フィーチャ プロパティ パネルを表示します。
- キャンバスでフィーチャを選択し、[HUD を編集] をクリックします。
- ブラウザで、フィーチャを右クリックし、[フィーチャを編集]を選択します。
- ブラウザで、フィーチャをダブルクリックします。
- プロパティ パネルまたはキャンバス内マニピュレータで、値の定義を変更します。エッジから面またはフルラウンド フィレットに変更するには、フィレットを削除して再作成する必要があります。
- [OK]をクリックして終了し、プロパティ パネルを閉じます。
[適用]をクリックして、フィレットと丸めの適用を続行します。
[フィレット]プロパティ パネルの[Tab]キーの動作
以下の説明では、Real Value Edit Controls (RVEC)の頭字語を使用します。
全般
- タブを使用する場合、次のセルは無視されます。
- 行またはフィールドの値を削除するには、[Ctrl]+[Delete]を使用します。
-
行にフォーカスがある場合、セレクタがハイライト表示されます。
- 値編集セルにフォーカスがある場合、値がハイライト表示されます。
- 順番に次のフィールドに移動するには、[Tab]を押します。前のフィールドに移動するには、[Shift]+[Tab]を使用します。
固定フィレット行
- 半径 RVEC にフォーカスすると、すぐに値を入力できます。
- [Tab]で連続性オプションに移動し、上下矢印キーを使用してリストから選択できます。
- 連続性オプションで、[Tab]を押すと新しい行が作成されます。
セットバック フィレット行
- [Tab]を押して、セットバック行にフォーカスします。
- 選択セットが空の場合、頂点セレクタがアクティブになり、フォーカスされます。
- 選択セットが設定済みの場合、エッジ セレクタとエッジ 1 RVEC がアクティブになり、エッジ 1 RVEC がフォーカスされます。
- [Tab]を押すと次の行の RVEC に移動します。
可変フィレット行
可変フィレット セット
- [Tab]を押すと、可変フィレット行がフォーカスされます。
- エッジが選択されていない場合、エッジ セレクタがアクティブになり、フォーカスされます。
- エッジを選択した場合、始点 RVEC がフォーカスされます。
- [可変セット動作]は、[可変フィレット セット]行に対応します。
可変セット動作
- [Tab]を押したときの移動の順序は左から右、上から下です。
- 最後の行の最後のセルで[Tab]を押すと、複数の選択セットがある場合は次の選択セットに移動します。セットが 1 つのみの場合、[Tab]を押すと[高度なプロパティ]に移動します。
上下の矢印キー
- RVEC にフォーカスがある場合、これらのキーで前および次の RVEC に移動します。
- 上下の矢印キーは、単一テーブルの範囲内で機能します(例: セットバック セット動作)。
- フライアウトを開くには、[Ctrl]+下矢印を使用します。
フィレットのエラー メッセージ
選択したエッジをブレンドできないことを示すメッセージが表示されることがあります。最もよくあるのは、選択したエッジが多すぎる場合、または 1 つのエッジのセットが指定した値で機能しない場合です。
このようなエラーが発生した場合は、次の 2 つの方法のいずれかを試して問題を解決してください。
- 選択するエッジを少なくしてフィレットを作成します。一度に多数のエッジをブレンドするとうまくいかない場合があります。
- フィレット サイズを小さくします。正常にフィレットを作成するには、1 つまたは複数のエッジのサイズを少し小さくする必要があります。
まれに、指定したサイズが適切に機能しない場合があります。この場合の解決策は、正常に機能するまでサイズの縮小を繰り返すことです。