パーツ一覧の概要

形式のオプション、フィルタの使用、およびその他のヒントに関する情報を示します。

図面の作成後、パーツ一覧を追加できます。パーツ一覧は、部品表(BOM)から作成され、部品表データベースに一覧表示されるパーツとサブアセンブリのすべてまたは指定部分のみを表示します。パーツ一覧には、次の 4 種類の情報を表示できます。

図面環境から[部品表]ダイアログ ボックスを開き、アセンブリの部品表を編集できます。変更はすべて、アセンブリおよび対応するコンポーネント ファイルに保存されます。図面内で[部品表]ダイアログ ボックスからコンポーネントを開くには、セルを右クリックし、[開く]を選択します。

[パーツ一覧]ダイアログ ボックスでは、項目番号に対して加えた変更を、アセンブリ部品表に戻して保存できます。(旧形式のパーツ一覧では実行できません。)

[項目]列には、部品表の項目番号が表示されます。項目番号は、アセンブリ部品表とパーツ一覧の両方で必要に応じて編集できます。アセンブリ部品表で項目番号に加えた変更は、[スタティック]と指定された値を除いて、パーツ一覧とバルーンで自動的に更新されます。パーツ一覧の項目番号に加えた変更でアセンブリ部品表を更新するには、[パーツ一覧]ダイアログ ボックスで[部品表にオーバーライドする項目を保存]をクリックします。

ヒント:

パーツ一覧フィルタ

パーツ一覧から行をフィルタするには、パーツ一覧フィルタを使用します。フィルタは、パーツ一覧の配置後に[パーツ一覧]ダイアログ ボックスから適用するか、パーツ一覧スタイルで設定します。パーツ一覧フィルタを適用した結果としてフィルタされる項目(行)は、パーツ一覧エディタまたは図面内のパーツ一覧には表示されません。

次のタイプのパーツ一覧フィルタを使用できます。

注: パーツ一覧フィルタは、パーツ一覧のデータには影響しません。パーツ一覧の行は、フィルタ条件に従ってテーブルから除去されますが、パーツの数量のような値は変更されません。

パーツ一覧のスタイルを設定する

パーツ一覧の表示について、標準のスタイルを定義できます。パーツ一覧のスタイルを追加または編集するには、[スタイルおよび規格エディタ]を使用します。現在のドキュメントについてパーツ一覧の外観や表示を定義できます。

特定のパーツ一覧について異なるスタイルを使用したい場合には、パーツ一覧の作成時またはパーツ一覧を図面に配置した後、スタイルを修正できます。または、パーツ一覧を、[注釈]タブの[スタイル]一覧から選択した別のスタイルと関連付けることができます。

パーツ一覧のスタイルに修正を加えても、[管理]タブ [スタイルと規格]パネル [保存]をクリックしない限り、スタイル ライブラリには影響しません。修正されたスタイルは、ライブラリ バージョンを置き換えて他のドキュメントに影響することがあるので、スタイル ライブラリを保存する場合は注意が必要です。

パーツ一覧を修正する

パーツ一覧を図面に配置した後で、パーツ一覧の設定を修正できます。ブラウザまたはグラフィックス ウィンドウのパーツ一覧を右クリックすると現れるメニューを使って、パーツ一覧の表示を変更するほか、次のような操作ができます。

[パーツ一覧を編集]を使用すると、次のことができます。

ヒント: 分数の数字のスタックを有効にするには、パーツ一覧の列の見出しを右クリックし、[列書式]を選択します。[列書式]ダイアログ ボックスで[スタック済みの分数表記文字]を選択し、[スタック プロパティ]をクリックします。次に、スタックの形式と分数表記の文字尺度を選択し、[スタック プロパティ]ダイアログ ボックスと[列書式]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。選択した列のすべての分数表記の数値文字列(1/2 の形式)が、図面内のスタックされた分数で置き換えられます。

ストック番号と部品番号のプロパティ

場合によっては、複数のコンポーネントに同じ部品番号が付いていても、各コンポーネントを別のものとして処理しなければならないことがあります。このような状況は、チューブ&パイプ、フレキシブル ホース、ワイヤ、テープなどのカット長品目でよく見られます。このような状況に対応できるように、ストック番号という新しい部品表プロパティがすべてのコンポーネントに追加されました。

[ストック番号]列をパーツ一覧の[部品番号]列で置き換え、カット長項目のワークフローに対応します。置き換えの設定は、[列書式]ダイアログ ボックスで変更します。

注: 置き換えの設定後、[部品番号]列に基づいてパーツ一覧の行をグループ化すると、部品表に定義されている[ストック番号]の値も計算してグループ化されます。

DWF データをパブリッシュする

パーツ一覧を含む図面をパブリッシュすると、DWF ファイルにもパブリッシュされます。[ファイル] [エクスポート] [DWF ファイルにエクスポート]または[ファイル] [名前を付けて保存] [コピーを名前を付けて保存]をクリックします。DWF ファイルの種類と適切なオプションを指定します。

旧形式のパーツ一覧と変換されたパーツ一覧

パーツ一覧のある旧形式の図面を開くときに、パーツ一覧は自動的には変換されません。古いパーツ一覧をそのまま使用するか、手動でパーツ一覧を変換します。

パーツ一覧の変換では、パーツ一覧の内容を変更できます。同等な部品表のグループ化、部品表の数量のオーバーライド、部品表の構成属性の適用を行うことができます。変換の際に、結合は解除されます。

パーツ一覧を変換すると、ソースが同じであるパーツ一覧とバルーンもすべて変換されます。パーツ一覧のオーバーライドは、選択したパーツ一覧に関してのみ保持されます。

パーツ一覧を変換すると、部品表の構成、部品表の数量のオーバーライド、部品表の項目番号、同等なコンポーネントの自動結合を行えるという利点があります。