Intent と Inventor との相互運用性をサポートする特定のコマンドがあります。
De-Intentify コマンド
De-Intentify は、Intent で生成されたファイルを他のユーザに送信する前に、このファイルから Intent 関連データを削除します。
受け取り側のシステムに Intent がロードされていない場合は、特定のメッセージが表示されることがあります。さらに、これらのファイルに所有者に関する情報が含まれないようにすることができます。
Intent アセンブリで De-Intentify を使用する前に、まず、このアセンブリを保存します。
Adopt コマンド
Adopt コマンドは、Intent アダプト ウィザードを起動します。ファイル内の Inventor データに基づいて、Inventor のパーツ、アセンブリ、図面ファイルを読み込み、Intent デザインとルールを生成します。アダプトは、設計プロセス中に、主に、Intent のものではないパーツ、アセンブリ、図面で使用します。以前にアダプトしたファイルをアダプトしてデザインを再定義し、Inventor で直接加えた変更内容を使用することができます。
注: アダプト フィーチャは、現在、iMate、シート メタル、作業フィーチャをサポートしています。iPart や溶接はサポートされません。
- アダプトするファイル: アダプトするパーツ ファイルとその既定の親デザインを指定します。
- コンポーネントを選択: アダプトするパーツやアセンブリを選択します。
- コンポーネント設定: アダプトするデザイン名とパラメータを指定します。
- 開始準備完了: アダプトする前に、選択内容を確認します。
- アダプトの進行状況: アダプトの進行状況とエラーを表示します。必要に応じて、確認用のログ ファイルを保存します。
エンティティ命名エディタ
エンティティ命名エディタでは、名前の文字列をジオメトリ エンティティ(面、エッジ、頂点)に割り当てます。
差分アダプト
Intent アセンブリに作成する拘束とパターンをアダプトします。アセンブリ全体の再アダプトではなく、アセンブリに新しい拘束またはパターンを増分アダプトするのに使用します。パターン化または拘束するコンポーネントは、既に Intent アセンブリ デザインに含まれている必要があります。
差分アダプトでは次をサポートしています。
- 拘束(メイト、フラッシュ、角度、挿入、接線)
- パターン コンポーネント(円形、フィーチャ、矩形)
- 作業フィーチャ(アセンブリレベルの作業点、作業平面、作業軸)
- iMate (iMate 結果、コンポジット iMate 結果)
- 寸法(下記の注を参照)
- 中心マーク、中心線、2 等分線
注: 寸法の差分アダプトは、次の場合はサポートされません。
- 図面上の曲線が、図面ジオメトリ(断面図など)に関連付けられていない場合
- スケッチ エンティティにアタッチされている寸法の場合
- 並列寸法セットの場合
- 累進寸法および累進寸法セットの場合