行列演算子

行列演算子とは、一連のディペンデンシー グラフ(DG)ノードのことです。これらのノードを連結すると、複雑な数学演算を実行して、Maya の行列制御トランスフォーム ノードの入力として使用することができます。

トランスフォーム ノードに行列入力を追加すると、従来の Maya ワークフローとは異なる、新しい方法でトランスフォームを制御できるようになります。行列演算子を使用すると、複数の接続を使用する外部の DG および無閉路有向グラフ(DAG)ノードは不要になり、通常は時間のかかる変更、編集、計算作業をなくすことができます。行列ノードは、プロシージャ式になっています。たとえば、proximityPinuvPin を作成した後に、新しい入力に合わせて両方の座標系を編集することができます。

以前に作成したコンストレイントを単に変更する場合でも、通常はコンストレイントを削除してから再作成する必要がありました。これらのノードがプロシージャ式になったため、作業中に変更できるようになりました。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で多くのアトリビュートが公開されているため、システムの動作を詳細にコントロールできます。

近接ピン(Proximity pin)

proximityPin ノードは、指定したワールド位置に最も近いサーフェス上のポイントを計算して、位置を出力します。「近接ピン(Proximity Pin)」を参照してください。

UV ピン(UV Pin)
proximityPin と似ていますが、位置の計算および出力には入力 UV 座標が使用されます。「UV ピン(UV Pin)」を参照してください。
リベット(Rivet)
リベット(Rivet)は共通の設定(上記を参照)を使用して uvPin ノードをすばやく作成するコマンドです。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を使用して、uvPin のすべての機能にアクセスできます。「リベット(Rivet)コマンド」を参照してください。