ブール演算のトラブルシューティングを行う

次の表は、ブール演算に関する一般的な問題と考えられる解決方法を示しています。

問題

考えられる解決方法

アトリビュート エディタ(Attribute Editor)にブール演算スタックが表示されます。

次のいずれかの操作を行って、選択を変更してもブール演算スタックが引き続き表示されるようにします。
  • アトリビュート エディタ(Attribute Editor)にブール演算スタックが表示されている場合、 をクリックします。
  • アトリビュート エディタ(Attribute Editor)タブのコピー(Copy Tab)をクリックして、ブール演算スタックのフローティング コピーを作成します。

ブール演算のパフォーマンスが低下します。

シーン内のポリゴンまたは入力オブジェクトの数が増えると、ブール演算のインタラクティブ操作が低速になることがあります。インタラクティブなパフォーマンスの速度低下を軽減する方法は、いくつかあります。
  1. ブール演算スタック(Boolean stack)またはブール演算のオプション(Boolean Operations options)でインタラクティブ パフォーマンス モードをオンにします(設定 > インタラクティブ モード(Settings > Interactive Mode))。

    このモードの場合、カーソルをドラッグしている間はブール演算が一時停止し、マウス ボタンを放したときのみリフレッシュされます。

  2. 作業している領域に影響しない可能性がある入力を無効にします。
  3. ブール演算に含まれるポリゴンの数を制限します。
    • ブール演算スタックの一番上に、立方体を入力オブジェクトとして追加します。
    • ブール演算を論理積に設定します。
    • この立方体をバウンディング ボックスとして使用して、作業領域の外側にあるポリゴンを切り抜きます。

ブール演算スタックが動作を停止し、ボタンが応答しなくなります。

作業を保存して、Maya を再起動します。

ブール演算スタックがアトリビュート エディタ(Attribute Editor)に表示されなくなります。

polyBoolean ノードに接続されているシーン内のオブジェクトを削除すると、そのノードはアトリビュート エディタ(Attribute Editor)に表示されなくなります。オブジェクトを削除する前に、入力オブジェクトとして使用されるオブジェクトを削除します。
  • ブール演算スタック内の削除する入力オブジェクトを右クリックして除去(Remove)を選択するか、入力オブジェクトを選択して削除(Delete)をクリックします。

論理積演算を実行すると、スクリプト エディタ(Script Editor)にエラー メッセージが表示されます。

交差しない入力オブジェクトに論理積演算を実行すると、スクリプト エディタ(Script Editor)に次のエラー メッセージが表示され、オブジェクトを操作するときに継続的に再表示されます。
Error: Cannot perform boolean operation.
たとえば、次のオブジェクト リストで論理積演算を実行すると、空の結果とエラー メッセージが返されます。

オブジェクト リストに論理積を実行する場合は、次の操作を試してください。
  1. 論理和演算を手動で実行します。

    次の例では、最初の 4 つの入力オブジェクトが選択され、融合されます。

  2. 最後の入力オブジェクトを使用して論理積演算作を実行します。

関連項目