部屋容積の計算に影響を与える状況

場合によっては、Revit が算出する部屋の容積に、その部屋特有の形状が反映されないことがあります。

たとえば、部屋の境界要素が部屋の上側境界に届かない場合、その要素より上のスペースが部屋の容積に含められないことがあります。

たとえば、天井や屋根に到達しない壁や意匠柱の一部が部屋の境界として設定されている場合、Revit ではその要素より上のスペースは部屋の容積に含められません。次の断面図ビューでは、緑の柱が屋根に届いていないため、Revit ではそれより上の白いスペースを部屋容積の計算から除外します。

この状況を回避するには、要素の[部屋境界]パラメータをオフにします(要素を選択し、プロパティ パレットで、[部屋境界]パラメータをオフにします)。この場合、その要素(およびそれより上のスペース)の容積が部屋容積の計算に含められます。

勾配のある壁および設定した算定高さの組み合わせによっては、Revit で部屋の一部が容積の計算から除外される場合もあることに注意してください。