部屋の容積は、部屋のプロパティ パレット、タグ、集計表に表示されます。
既定では、Revit で部屋の容積は計算されません。
容積の計算がオフになっている場合、部屋のタグと集計表では[容積]パラメータに[計算されない]と表示されます。容積を計算すると Revit のパフォーマンスに影響を与えることがあるため、容積の計算は、集計表など容積をレポートするビューを作成し出力するときにのみ、有効にしてください。
Revit では、部屋コンポーネントを使用して、配置されたエリアについての情報を保持します。
部屋には、プロジェクトの冷暖房に影響するさまざまなパラメータの値が保存されます。効果的なエネルギー解析を行うためには、建物モデル内の部屋コンポーネントによってモデル内のすべてのエリアが設定され、建物モデル全体の容積が含まれている必要があります。
プロジェクト情報が解析モデルとして gbXML ファイルに書き出されるとき、建物モデル内で部屋として通常考慮しないエリアの容積も、プロジェクト全体の容積に含める必要があります。これにより、屋根裏のスペース、EV シャフトのスペース、溝部のスペースや、天井と上階床上間のスペースなどが含められます。また、建物内のスペース間にギャップがないように、建物モデル内の部屋は、各フロア毎に境界壁の中心線で設定する必要があります。ギャップの検出は、[gbXML 書き出し]ダイアログで、シェーディングされた 3D 解析モデルにより行えます。解析モデル内でギャップを検出した場合は、建物モデル内の部屋プロパティを正しい容積に調整する必要があります。