概要 - 転送オブジェクト ライブラリ(ActiveX/ATO)

AutoCAD の転送機能は、プロジェクトで他のメンバーと共同作業を行う際に、開いた図面やシート セットを図面の適切な表示や印刷に必要なすべてのファイルとともにパッケージ化します。プロジェクトで共同作業する際に他のメンバーと共有するファイルである転送パッケージを作成する前に、まず「転送セット」を定義する必要があります。転送セットから転送パッケージが作成されるとき、転送セット内のファイルは転送セット内のファイルをリストするレポート(「レポート テキスト」)とともにフォルダにコピーされます。転送パッケージのファイルをアーカイブ ファイルにして、電子メールに添付して送信したり、ファイル共有サイトに投稿できます。図面ファイルをパッケージ化したり、転送する方法については、AutoCAD の 「ETRANSMIT[e-トランスミット]コマンド」を参照してください。

AutoCAD の ETRANSMIT コマンドでは、転送パッケージの作成に転送エンジンが使用されます。転送エンジンには、転送オブジェクト ライブラリを使用してアクセスすることもできます。開発者は、このライブラリを使用して、AutoCAD の ETRANSMIT コマンドで実行することができる同じようなワークフローの多くを自動化することができます。

転送オブジェクト ライブラリを使用して、次の操作を実行することができます。

転送オブジェクト ライブラリは、AutoCAD の ETRANSMIT コマンドで実行できる次の操作はサポートしていません。

注: ZIP ファイルの作成または転送パックの電子メールの添付ファイルとしての送信は、サードパーティのライブラリまたは .NET フレームワークの適切な名前空間の 1 つを使用することで実行できます。