AutoCAD Architecture 2024 ツールセット には、図面にキーノートを挿入するための既定のツールが多数用意されています。ソフトウェアがローカル用にカスタマイズされている場合には、これらのツールがサンプル注釈ツール パレットにある場合もあります。これらには、コンテンツ ブラウザ内のドキュメンテーション ツール カタログからアクセスすることもでき、i-drop
機能を使用して任意のツール パレットにコピーすることもできます。これらのキーノート挿入ツールは基本的な注釈作成ツールをベースにしていますが、そのコンテキスト メニューから利用できるツール プロパティ ワークシートを使って、さらにカスタマイズが可能です。
注釈ツールをキーノートに挿入する機構は、AEC キーノート フィールドです。これは、挿入されるキーノート注釈のタイプと書式を指定し、実際のキーノートのプレースホルダとして動作して自動的にフィールドの値を更新する マルチ テキスト オブジェクトです。キーノート自体はデータベースから取得し、選択されたオブジェクトまたは[キーノートを選択]ダイアログ ボックスから手動で選択したオブジェクトに対して事前に指定できます。同じキーノートを頻繁に挿入する必要がある状況では、AEC キーノート フィールドに、プレースホルダとして設定するのではなく、特定のキーノートを指定することができます。
参照キーノート挿入ツールの場合は、AEC キーノート フィールド値が既定のテキスト プロパティがツール プロパティ ワークシートで指定されています。シート キーノート挿入ツールの場合、AEC キーノート フィールド値は[記号]および[記号の位置]プロパティによって指定されているブロック内の属性定義として指定されます。いずれの場合でも、フィールド ダイアログ ボックスを使用してAEC キーノート フィールドを挿入し、既存のものを編集することができます。
