チュートリアル: Vault の設定

このチュートリアルでは、プロジェクト管理者として、Autodesk Vault のプロジェクトやサンプル ユーザを作成します。

あるユーザの作業が別のユーザの作業にどのように影響するかを確認するために、さまざまなユーザとしてログインします。プロジェクトにファイルを追加したり、ファイルをチェック イン、チェック アウトする方法を学習します。また、オブジェクト参照も作成します。

注: これらのチュートリアルは、Vault の有償バージョンにのみ当てはまります。基本 Vault には、[プロスペクター]タブによるインタフェースはありません。

このチュートリアルは、お使いのコンピュータにスタンドアロン バージョンの Autodesk Data Management Server がインストールされていることを前提としています。この前提に基づいて、管理者としてVault データベースにログインしたりサンプル ユーザを作成していきます。ただし、ネットワークで共有されている Autodesk Vault データベースを使用して作業しており、管理者としてのログインが許可されていない場合は、このチュートリアルの「実習 2: ユーザ アカウントとユーザ グループを作成する」は飛ばして、それ以外の実習を行ってください。一部の手順は、各自のデータベースの設定に合わせて変更が必要となることがあります。

共有データベースの管理者である場合は、このチュートリアルを、ユーザに正しい手順を教えるための基本として利用できます。既存のデータを保護し、安全な学習環境を準備するには、次の手順に従うことをお勧めします。

  1. 別個の Vault プロジェクトを作成します。
  2. チュートリアル用データベースにしかアクセスできないユーザ アカウントおよびユーザ グループをいくつか作成します。「実習 2: ユーザ アカウントとユーザ グループを作成する」の手順を参照してください。
  3. このチュートリアルでの作業内容を見直して、ユーザがすべての手順を記載通りに実行できるかどうか確認します。必要な場合は、ユーザに対する追加指示を作成したり、チュートリアルの内容を適宜変更します。

このチュートリアルの最も有効な使い方は、各実習を順番通りに行うことです。大部分の実習では、その直前の実習を行ったことにより特定の状態にあるデータベースを使って作業を進めていくためです。