実習 2: ユーザ アカウントとユーザ グループを作成する

この実習では、データベース内のファイルにアクセスできるユーザ アカウントとユーザ グループを 2 つずつ作成します。

この手順は、「実習 1: Autodesk Vault にログインする」の手順に従って、既にデータベースにログインしていることを前提としています。

注:

ユーザ グループを作成する際は、少なくとも 1 ユーザをそのグループに割り当てなければなりません。そのため、グループを作成する前にユーザ アカウントを作成しておく必要があります。

ユーザ アカウントを作成する

  1. Autodesk Vault Explorer を開くには、[ツールスペース][プロスペクター]タブで[プロジェクト]コレクションを右クリックして、[Autodesk Vault]をクリックします。
  2. 「ようこそ」と書かれたダイアログ ボックスで、[ログイン]をクリックします。
  3. [ログイン]ダイアログ ボックスで、管理者のログイン データを確認してから[OK]をクリックします。
  4. Autodesk Vault で、適切なデータベース(Vault)が選択されていることを確認します。

    既定のスタンドアロン サーバを使用している場合、選択できるデータベースは Vault のみです。現在のサーバ、データベース(Vault)、およびユーザが Autodesk Vault の右下に表示されます。

  5. Autodesk Vault で、[ツール]メニュー [管理] [グローバル設定]の順にクリックします。
  6. [グローバル設定]ダイアログ ボックスで、[セキュリティ]タブの[ユーザ]をクリックします。
  7. [ユーザ管理]ダイアログ ボックスで、[新規ユーザ]をクリックします。
  8. [新規ユーザ]ダイアログ ボックスで次のように入力します。
    • [名]: Pat
    • [姓]: Red
    • [ユーザ名]: pred
    • [パスワード]: red123
    • [パスワードの確認入力]: red123
  9. [ユーザを有効にする]を選択します。[OK]をクリックします。
  10. 手順 7 から 9 を繰り返して、もう 1 つのユーザ プロファイルを次の内容で作成します。
    • [名]: Kim
    • [姓]: Green
    • [ユーザ名]: kgreen
    • [パスワード]: green123
    • [パスワードの確認入力]: green123
  11. [ユーザ管理]ダイアログ ボックスを閉じます。

ユーザ グループを作成する

  1. [グローバル設定]ダイアログ ボックスで、[セキュリティ]タブの[グループ]をクリックします。
  2. [グループ]ダイアログ ボックスで、[新規グループ]をクリックします。
  3. [グループ]ダイアログ ボックスで、[グループ名]フィールドに Engineers と入力します。
  4. [ロール]ボタンをクリックし、[管理]を選択します。[OK]をクリックします。
  5. [ボールト]ボタンをクリックし、テスト ユーザが作業するデータベースを選択します。既定値の Vault を選択します。[OK]をクリックします。
  6. [グループを有効にする]を選択します。
  7. [追加]ボタンをクリックします。
  8. メンバー pred をこのグループに追加するには、[メンバーを追加]ダイアログ ボックスで、[使用可能なメンバー]テーブルの pred の行をクリックして、[追加]をクリックします。
  9. [OK]をクリックして[メンバーを追加]ダイアログ ボックスを閉じます。
  10. [OK]をクリックして[グループ]ダイアログ ボックスを閉じます。
  11. [グループ管理]ダイアログ ボックスで[新規作成]をもう一度クリックし、手順 3 から 10 を繰り返して、ドキュメント利用者ロールが設定されている Technicians という名前のグループを作成します。このグループは、同じ Vault データベースにアクセスできるようになります。 ユーザ kgreen を Technicians グループに追加します。

    このチュートリアルではユーザ グループを作成するメリットについては省略しますが、上記の手順で作成した構成はプロジェクト チームに適しています。ある特定のデータベースに対して、それぞれのグループに異なるロールを設定することができます。また、各ユーザのロールは、別のグループにユーザを移動することによって変更できます。

  12. [閉じる]をクリックして[グローバル設定]ダイアログ ボックスを閉じ、Autodesk Vault を終了します。

このチュートリアルを続けるには、「実習 3: プロジェクトを作成する」に進んでください。