実習 1: 線形の横断勾配摺り付けを計算する

この実習では、線形のすべての曲線の横断勾配摺り付けを計算します。

曲線の横断勾配摺り付けを計算するには

  1. チュートリアル図面フォルダにある Align-Superelevation-1.dwg を開きます。
  2. 線形を選択します。
  3. [線形]タブ [修正]パネル [横断勾配摺り付け]ドロップダウン [横断勾配摺り付けを計算/編集] 検索をクリックします。

    ダイアログ ボックスには、線形に横断勾配摺り付けデータが含まれていないことが示されます。

  4. [横断勾配摺り付けを今すぐ計算]をクリックします。

    [横断勾配摺り付けを作成]ダイアログ ボックスの[道路タイプ]ページには、さまざまなタイプの道路に対する横断勾配摺り付けの適用方法を指定できるオプションがあります。コンセプト図には、各車線の基点となる点が示されます。

  5. [非分割クラウン付き]を選択します。
  6. [基点を定める方法]リストから、[中央基線]を選択します。
  7. [次へ]をクリックします。

    [車線]ページには、各車線の番号、幅および勾配の指定が含まれています。

  8. 次のパラメータを指定します。
    • [対称道路]: オン

      これで両側で同じパラメータを使用することが指定されます。

    • [左車線の数]: 1
    • [標準車線幅]: 6.000m
    • [標準車線勾配]: -2.00%
  9. [次へ]をクリックします。

    [路肩コントロール]ページには、車線が横断勾配摺り付けされたときに道路の路肩がどのように動作するかの指定が含まれています。

  10. [外側のエッジ路肩]領域で、次のパラメータを指定します。
    • [計算]: オン
    • [標準路肩幅]: 5.000m
    • [標準路肩勾配]: -5.000%
    • [低い側]: ブレークオーバーの削除
    • [高い側]: 車線勾配に一致
    注:

    [道路タイプ]ページで非分割道路タイプが選択されているため、[中央分離帯の路肩の内側]オプションは無効になっています。

  11. [次へ]をクリックします。

    [計算]ページでは、適用する横断勾配摺り付け標準を指定できます。標準は一連のリストから選択して適用します。リストの内容には、現在選択されている設計基準ファイルの内容が反映されます。このファイルはローカル標準に合わせてカスタマイズできます。詳細は、「設計基準ファイルを編集する」チュートリアル実習を参照してください。

  12. 次のパラメータを指定します。
    • 設計基準ファイル: Corridor Design Standards/Metric のData フォルダにある _Autodesk Civil 3D Metric Roadway Design Standards.xml

      これは、線形や縦断ジオメトリを検証するために基準に基づいたデザイン フィーチャによって使用される設計基準ファイルと同じです。

    • [横断勾配摺り付け率のテーブル]: AASHTO 2001 eMax 6%
    • [摺り付けの長さテーブル]: 2 車線
    • [計算方法]: AASHTO 2001 クラウン付き道路
    • [接線への摺り付けの %]: 70.00%
    • [緩和曲線への摺り付けの %]: 100.00%
    • [曲線のスムージングを適用]: クリア
    • [重なりを自動的に解決]: クリア
  13. [完了]ボタンをクリックします。

    各曲線の横断勾配摺り付け値が計算され、[横断勾配摺り付けタブ エディタ]ビスタが表示されます。 図面上では、各限界横断勾配摺り付け測点における測点値および横断勾配がシンボルと緑のラベルで示されます。シンボルおよびラベルは、線形ラベル セットの一部として以前に指定されたものです。線形に横断勾配摺り付けデータが存在していなかったため、これまで表示されていませんでした。

    [横断勾配摺り付けタブ エディタ]で横断勾配摺り付けデータを編集する方法については、「実習 4: 横断勾配摺り付け測点を追加および修正する」で学習します。

  14. をクリックして[横断勾配摺り付けタブ エディタ]を閉じます。

このチュートリアルを続けるには、「実習 2: 個別の曲線の横断勾配摺り付けを計算する」に進んでください。