コンテンツ センターのコンポーネントを編集できるようにするには、[コピー先]コマンドを使用します。単体のファミリ、一連のファミリ、またはカテゴリをコピーすることができます。
コピー プロセスによって、コピー先の読み取り/書き込みライブラリに、完全なカテゴリ構造が作成されます。たとえば、下位レベルのカテゴリに属するファミリをコピーすると、最上位のカテゴリからコピーしたファミリのカテゴリ レベルまで、カテゴリ構成全体がコピーされます。
[コピー先]ファミリが作成されると、結合ビューまたは読み取り/書き込みライブラリのビューで、ファミリ テーブルとファミリ プロパティが編集可能になります。
新しいバージョンの Autodesk Inventor をインストールすると、読み取り/書き込みライブラリに保存した編集内容をマイグレーションすることができます。
ヒント: [コピー先]の処理ではファミリ データがコピーされますが、ファミリの完全なコピーは作成されません。完全なファミリをコピーするには[コピーを名前を付けて保存]コマンドを使用します。
- [管理]タブ
[コンテンツ センター]パネル
[エディタ]の順にクリックします。
- コピーするカテゴリまたはファミリを見つけます。
- 目的のカテゴリまたはファミリを右クリックして、[コピー先]を選択し、さらにコピー先のライブラリを選択します。
コピーに要する時間は、コピーするファミリの数によって異なります。サイズの大きいカテゴリでは、コピーに数時間かかることもあります。コピーの処理を停止するには、[コピー先]ダイアログ ボックスの[停止]をクリックします。現在のファミリのコピー処理が停止し、中断されます。
親ファミリへのリンクとコピーしたファミリの同期
[コピー先]ファミリでは、親ファミリへのリンクが維持され、更新ツールを使用して親ファミリと同期できます。同期を実行すると、親ファミリからコピー済みのファミリに、すべての編集内容がプロモートされます。編集内容は、すべて保持されます。[コピー先]ファミリの同期を保留するには、親へのリンクを省略します。
2 次コピー
- 1 次親ファミリのコピーをさらにコピーした場合は、2 次コピーから、1 回目のコピーではなく 1 次の親ファミリへのリンクが作成されます。更新ツールによって、1 次および 2 次コピーが同じ親ファミリのデータを使用して更新されます。
- ファミリの 1 回目のコピーを修正した場合、それらの修正は 1 回目のコピーにのみ適用されます。2 回目以降のコピーは更新時に破棄されます。
- コンテンツ センターで、ファミリの複数のコピーを使用できるように設定されている場合は、最後に変更したファミリが結合ビューで使用されます。
- [コピー先]コマンドでは、[コピーを名前を付けて保存]コマンドによって作成された親へのリンクを持つファミリを利用できません。