定義されたフロア(床面)に接触するキャラクタを作成する場合、2 つのコンポーネントが必要です。1 つ目は、キャラクタの手、足、指、足指のどの部分がフロアと相互作用するかを定義するフロア コンタクト マーカーと手足の指先マーカーです。2 つ目は、キャラクタに割り付けられる、フロアのレベルと方向を表わす 1 つのオブジェクトです。
キャラクタの手足のフロア コンタクトをアクティブにし、定義すると、これらのマーカーが接触する実際のフロアをカスタマイズすることができます。フロアを定義しないと、キャラクタの手足は、Y 軸の 0 平面をフロアと見なします。
Character Settings ペイン A. プロパティの Floor Contacts グループ
このオプションでは、キャラクタの足または手がフロアに接触するときコントロール リグが使用するソルバを選択できます。
Floor Contact Behavior では、IK と FK のコントロール リグが同期化されるとき、フロアとの接触後の操作への手足の反応に影響するコントロール リグを選択できます。Floor Contact Behavior には、次の 3 つのオプションが含まれます。
オプション | 機能 |
---|---|
Never Sync | Automatic Toe Base および Automatic Finger Base の特性に似ていますが、フロア(床面)との接触の後に持ち上げるときのキャラクタの指と足指を操作できます。FK と IK のコントロール リグは、同期化されません。 |
Always Sync | 常に FK と IK のコントロール リグが同期化され、フロアとの接触後は手足の位置が保持されて、足指や指を操作することはできません。 |
Sync on Key | Never Sync オプションと似ていますが、手足がフロアに接触しているキーフレームを設定している場合、フロアとの接触後、手足の位置が保持されます。キーフレームが設定されているときだけ、FK と IK のコントロール リグが同期化されます。 |
Hands Floor Contact 設定をオンにすると、モデルの手が床を通り抜けるのを防ぐことができます。Hands Floor Contact Setup フォルダ内のオプションでは、手がフロアとどのように接触するのかを調整できます。
詳細は、「Hands Floor Contact Setup プロパティ」を参照してください。
Feet Floor Contact 設定をオンにすると、モデルの足が床を通り抜けるのを防ぐことができます。Feet Floor Contact Setup フォルダ内のオプションでは、足がフロアとどのように接触するのかを調整できます。
詳細は、「Feet Floor Contact Setup プロパティ」を参照してください。
Fingers Floor Contact 設定をオンにすると、モデルの指が床を通り抜けるのを防ぐことができます。Fingers Floor Contact Setup フォルダ内の設定を使用すると、指がフロアとどのように接触するのかをあらゆる観点から調整できます。
詳細は、「Fingers Floor Contact Setup プロパティ」を参照してください。
Toes Floor Contact 設定をオンにすると、モデルの足指がフロアを通り抜けるのを防ぐことができます。Toes Floor Contact Setup フォルダ内のオプションを使用すると、足指がフロアとどのように接触するのかをあらゆる観点から調整できます。
詳細は、「Toes Floor Contact Setup プロパティ」を参照してください。