Display メニュー

Display メニューには、Viewer ウィンドウ内に表示するアセットと、その表示方法を定義するためのオプションが含まれています。

Normal

Normal Display メニュー オプションは、現在のカメラ ビューを Normal Display モードに設定し、すべてのアセットを表示します。Normal は既定の表示モードです。

X-Ray

X-Ray Display メニュー オプションは、現在のカメラ ビューを X-Ray モードに設定し、モデルのスケルトン、Null (ヌル)、および要素を表示します。このモードでは通常、モデルによって隠されているスケルトンを選択、編集することができますが、モデルの選択をすることはできません。

Models Only

Modes Only Display メニュー オプションは、現在のカメラ ビューを Models Only モードに設定し、モデルのみを表示してすべてのNull (ヌル)、ライト、カメラ、およびその他の要素を非表示にします。

Hide Selected

Hide Selected Display メニュー オプションは、選択したアセットを非表示にします。

注: 何も選択されていない場合、シーン全体が非表示になります。

Show Selected

Show Selected Display メニュー オプションは、選択したアセットを表示します。

注: 何も選択されていない場合、シーン全体が表示されます。

Hide Unselected

Hide Unselected Display メニュー オプションは、シーンで選択されていない要素とモデルを非表示にします。

Show Unselected

Show Unselected Display メニュー オプションは、シーンで選択されていない要素とモデルを表示します。

Models Display

Models Display メニュー オプションには、シーン全体に適用するグローバル シェーディング オプションがあります。

Models Display オプション A. Wireframe B. Flat C. Lighted D. Shaded E. Textured F. Shaded & Textured

注: このウィンドウは、インタフェースからドッキング解除できます。「インタフェースを再配置する」を参照してください。

Models Display メニュー オプションは次のとおりです。

Models Display オプション	説明
Wireframe	選択したオブジェクトをワイヤフレームとして表示します。
Flat	選択したオブジェクトを一定の色を使用して表示します。このオプションはシーン内のライト ソースを無視し、Shader 設定を使用して適用した任意のカスタム シェーディング、テクスチャ、マテリアルを無効にします。シェーダについてを参照してください。
Lighted	選択したオブジェクトを、Shader 設定で作成したカスタム シェーダを使用して表示します。テクスチャは表示されません。
Textures	選択したオブジェクトをテクスチャを適用した状態で表示します。このオプションが使用できるのは、Lighted オプションを選択し、既定で Use Textures がアクティブになっている場合だけです。テクスチャを参照してください。
Shaders	選択したオブジェクトを、既定 シェーダを使って表示します。このオプションが使用できるのは、Lighted オプションを選択し、既定で Use Shaders がアクティブになっている場合だけです。
Textures + Shaders	選択したオブジェクトを、既定 シェーダでシェーディングしてテクスチャを適用した状態で表示します。

Models Visibility

Models Visibility Display メニュー オプションは、Viewer ウィンドウで選択されたアセットの非表示/表示を切り替えます。たとえば、Skeleton がオフになっているときは、すべてのスケルトンが Viewer ウィンドウ内で非表示になっています。

Visibility メニューにより、ヌル、マーカー、スケルトン、カメラ、デバイス、3D パスおよびモデルの表示/非表示を切り替えることができます。

Stereo Display

Stereo Display メニュー オプションには、シーン全体に適用するカメラ ビューが含まれています。

Stereo Display メニューには、次のステレオ ビューが含まれます。

Stereo Display オプション	説明
Center Eye	中央のステレオ カメラを通して見ます。既定のオプションです。
Left Eye	左側のステレオ カメラを通して見ます。
Right Eye	右側のステレオ カメラを通して見ます。
Active	ステレオ表示にグラフィックス カードを使用します。NVidia Quadro ライン グラフィックス カードを使用していて、ステレオ モードを有効にしてある場合、Active メニュー項目が有効になります。CRT モニタはステレオ イメージングのページ フリッピング方法を使用します。グラフィックス カードでステレオ モードに対して選択されている設定が使用されます。たとえば、DIN コネクタがシグナルを 3D メガネに送信します。 注: Active モードには、リフレッシュ レートが 120 Hz のモニタが必要です。
Horizontal Interlace	この表示モードは、左のカメラからの 1 ピクセル行と右のカメラからの 1 ピクセル行をインターレースします。このモードでは垂直の半分の解像度が得られます。偏光 LCD モニタに対してはこのモードを選択します。
Checkerboard	この表示モードは、左のカメラからの 1 ピクセルと右のカメラからの 1 ピクセルを交互に配置して、チェッカーボード パターンを形成します。このモードでは垂直の半分の解像度と水平の半分の解像度が得られます。Samsung DLP 3D ディスプレイの場合はこのモードを選択します。
Anaglyph	MotionBuilder は赤またはシアン アナグリフ モードをサポートします。MotionBuilder は、左のカメラからのカラー出力と、右のカメラからのカラー出力を合成します。
Luminance Anaglyph	Luminance Anaglyph モードは Anaglyph モードと似ていますが、左右のカメラからのカラー出力が最初にグレースケールに変換された後、相互の上部で合成されます。
Freeview (Parallel)	左右のカメラの出力を同じウィンドウに並べて表示する場合は、このモードを選択します。
Freeview (Crossed)	このモードは Freeview (Parallel) と似ていますが、左のカメラの出力が右側に表示され、右のカメラの出力が左側に表示されます。

「ステレオ カメラ」を参照してください。

Display Normals

Display Normals メニュー オプションは、シーン内のすべての法線の表示/非表示を切り替えます。

Invert Normals

Invert Normals メニュー オプションは、選択した法線を反転します。

Hide Manipulators while Manipulating

オンにすると、選択したオブジェクトを操作している間、マニピュレータのすべての要素(移動、回転、スケール)が非表示になります。既定では、このオプションはオフです。

Hide Manipulators during Playback

オンにすると、シーンの再生中にマニピュレータのすべての要素が非表示になります。既定では、このオプションはオフです。「アニメーションを再生する」を参照してください。

Head-up Display (HUD)

Head-up Display (HUD)メニュー オプションでは、フレーム レート、メモリ使用量、タイム コード、およびセーフ領域を表示することができます。

次の表では、Head-up Displayメニューの各オプションを説明します。

Head-up Display オプション	説明
Display Rate	HUD Display Rate は、Viewer ウィンドウの左上に MotionBuilder の操作上の統計値を表示します。MotionBuilder はデュアルバッファ システムを使用するマルチスレッド アプリケーションのため、次のフレームをレンダリングする前に評価します。 フレームレートは、MotionBuilderの内部フレームレートを表示します。Frame rate = ex/60 (Min: 60, Max: 60) 16.7 ms。60 はビデオ カードが 1 秒間にレンダリングするフレーム数です。16.7ms (ミリ秒)は 1 フレームをレンダリングするのに必要な時間です。残りの秒数は、インタフェース インタラクションなど、ビューア レンダリング以外に使用されます。 Evaluation rate は評価率を表示します。Evaluation rate = ex/227,1 (Min: 160.3, Max 278.1) 4.4ms。227.1 は 1 秒間の評価の数で、4.4ms は Viewer ウィンドウ以外のその他のコンポーネントの評価です。 Fame time (ms) はフレーム タイムを示します。Fame time = ex/16.6 ms (Idle time: 0.1ms)。16.6ms は Viewer ウィンドウを計算して表示するために必要な合計時間です。EvalWait は、Evaluate スレッドが終了し、次のフレームの描画を開始するまで、レンダリング スレッドが待機する時間です。EvalWait: Evaluation Time – (Texture + Render + Swap + Idle)。Idle time は、インタフェースの残りを計算して表示するために必要な時間です。(たとえば、Idle time は、Full Screen モードに切り替えると減少します。これは、インタフェースのその他の要素が表示されないためです)。 Evaluation には、Single Evaluation と Parallel Evaluation の設定が表示されます。Single は MotionBuilder がデフォメーションを評価するのに使用するモードです。Single は、デフォメーションが 1 つのスレッドのみで評価されることを意味します。Parallel は、MotionBuilder がシーンを評価するのに使用するパイプラインです。Parallel は、アプリケーションが計算と表示を同時に行う、または常に計算を実行することを意味します。 注: 統計値の表示のカラーを変更できます。Viewer プリファレンスの HUD プリファレンス設定を参照してください。
Display Memory Usage	HUD Display Memory Usage は、メモリおよび記録メモリの空き容量を表示します。これらは、Viewer ウィンドウの右上隅に表示されます。
Display Time Code	HUD Display Time Code は、Viewer ウィンドウでの現在のタイムコードの表示/非表示を切り替えます。
Display Safe Area	HUD Display Safe Area は、Display Safe Area をオンにし、全カメラのセーフ表示領域を表示します。 セーフ表示領域には 2 つの異なるセーフ ガイドがあります。タイトルを配置する領域を示すセーフ タイトル ガイド(黄色)と、モーションおよびアニメーションを表示するための推奨領域を示すセーフ アクション ガイド(赤)です。 これらの領域を確認しないと、ビデオへの転送時にタイトルおよびアニメーションが切り落とされることがあります。Camera 設定で方形のセーフ領域と角丸のセーフ領域のどちらかを選択できます。
Display ViewCube	HUD Display ViewCube では、ViewCube の表示/非表示を切り替えることができます。 注: ViewCube の HUD の表示を表示するには、ViewCube プリファレンスを Show the ViewCube に設定する必要があります。 詳細は、「ViewCube を操作する」を参照してください。
Display SteeringWheel	HUD Display SteeringWheel では、SteeringWheels の表示/非表示を切り替えることができます。 注: SteeringWheel の HUD の表示を表示するには、SteeringWheels プリファレンスを Show SteeringWheels に設定する必要があります。 詳細は、「SteeringWheels を操作する」を参照してください。