構造フレーム要素の向きを反転します。
フレーム要素を配置する場合、始端と終端の向きは描画順によって決まります。最初のクリックが始端、2 回目のクリックが終端となります。接続や固定、タグ付けなどの作業を行う場合は、フレーム要素の始端と終端を把握しておく必要があります。
非対称の要素の場合は、モデリング中にこの向きが重要になります。次のようなカットエンドを 1 つ持ったプレキャスト梁について考えてみます。
平面図ビューの柱と支持しているプレキャスト I 型梁の間にスケッチを行う場合、配置は一見正しく見えます。表示されている解析モデルでは、始端(緑)と終端(赤)が表示されています。
立面図で見ると、意図したことと異なることがわかります。
これを調整するには、[構造フレーム端部をフリップ]ツールを使用します。梁を選択し、要素を右クリックして、[構造フレーム端部をフリップ]を選択します。
梁の向きが反転します。要素の位置を反転させるために、始端パラメータと終端パラメータのジオメトリ属性が入れ替わります。ジオメトリの調整が必要な場合は、要素の形状ハンドルを使用します。