演習 3

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この演習では、Autodesk® CFD での境界条件の割り当てについて説明します。

  1. [設定]タブで[境界条件]をクリックします。

    タスクのアイコン

  2. モデルの外で右クリックします。[選択タイプ]をクリックし、[ボリューム]を選択します。

    [ボリューム]を選択

  3. 次の部品を非表示にします。

    • 車の車体

    • 車輪

    • 6個の窓

    • フロントガラス

    • リアウィンドウ

      モデルは図のようになります。

      非表示にした車

  4. モデルの外で右クリックします。[選択タイプ]をクリックし、[サーフェス]を選択します。

    サーフェスを選択

  5. 冷たい空気はフロント ガラスの下の矩形の開口部からキャビンに入ります。このサーフェスに温度と流量を割り当てます。このサーフェスを選択し状況依存ツールバーから[編集]ボタンをクリックします。

    流入口サーフェス

  6. [種類] = [温度][単位] = [Celsius][温度] = 20 を指定します。[適用]をクリックします。

    温度を適用

  7. 同じサーフェスに流量を適用するには、右クリックしてメニューから[前]を選択します。

  8. 右クリックして[編集...]をクリックします

  9. [種類] = [体積流量][単位] = [m3/h][体積流量] = 100 を指定します。

    流量を適用

  10. 流れの向きが正しいことを確認するため、クイック アクセス ツールバーからモデルをアウトラインまたは透明で表示し、流れの方向を示す矢印を確認します。正しくない場合、境界条件ダイアログの方向行で[方向反転]をクリックします。[適用]をクリックします。

    ビューの表示を選択

    法線を反転する

    修正された流れ方向

  11. モデルの表示をシェーディングに戻し、モデルを回転します。キャビン後部の 2 つの円弧サーフェスを選択します。状況依存ツールバー上で[編集]ボタンをクリックします。

    シェーディングに変更

    注: 流れはここからキャビンの外に出ます。
  12. [種類] = [圧力][圧力] = 0 を指定します。[適用]をクリックします。

  13. 高温条件下で停車中の車をシミュレートするには、キャビンの側面と上面に熱伝達率を適用します。これらのサーフェスを選択し状況依存ツールバーから[編集]ボタンをクリックします。

    • 右側の 4 個のサーフェス

    • 左側の4個のサーフェス

    • 上側の 10 個のサーフェス

      キャビン サーフェス 1

      キャビン サーフェス 2

  14. [種類] = [熱伝達率][係数単位] = W/m2/K[熱伝達率] = 5[温度単位] = Celsius[参照温度] = 37 に設定します。[適用]をクリックします。

    熱伝達率

    注: この解析では、外部環境への伝熱はワーストケースに近似しています。Autodesk® CFD では環境への熱損失をより詳細、精密に解析することが可能です。それには、車両周囲の空気のモデリングが必要になります。多くの場合これは必要ありません。ここで使用されている保守的な熱損失の設定により、格段に短い時間でワーストケースシナリオが適用できます。これにより、代替設計案の比較により多くの時間を費やすことができます。
  15. 正しい境界条件の適用を確認:

    • モデル表面のストライプの色を左下の凡例と比較します。

    • さらに、サーフェス上にマウスを置いて適用された境界条件、単位、値を確認します。

    • 条件の割り当てが間違っている場合ここで修正します。

      ストライプの色

      サーフェスの圧力

      サーフェスの熱伝達率 1

      サーフェスの熱伝達率 2

これで、演習は終了です

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