チューブ&パイプでの継手接続の作成と編集の概要

継手接続はチューブ&パイプ アセンブリ内のコンポーネント間の固定された関係を維持するために使用します。 継手、フリーのルート終端、および Inventor 標準コンポーネントを他のコンポーネントに接続できます。また、2 つの接続されている継手の間、または接続されている継手とパイプ セグメントの間に継手を挿入することができます。

コンテンツ センターから AutoDrop を使用して、またはプロジェクトの作業スペースから[継手配置]コマンドを使用して継手を配置するとき、別の基準コンポーネントに配置されている継手も接続できます。接続の作成後は、[継手の方向を編集]コマンドを使用して フリー フィット の方向を変更したり、フリー フィット上の接続点を切り替えることができます。

固定ルートを設定すると、スタイル条件に基づいて、コンテンツ センターから配管パーツと継手が生成されます。継手は、AutoDrop を使用してコンテンツ センターから、またはプロジェクトの作業スペースから、手動でチューブ&パイプ アセンブリに配置することもできます。

ベース フィットとフリー フィットとは

2 つの接続されている継手の間、または継手とパイプ セグメントの間にフリー フィットを挿入する場合、そのパーツは継手でなければならず、継手には 2 つの接続がなければなりません。接続は同一直線上である必要はありません。ベース フィットは 2 つの接続されている継手、またはパイプ セグメントに接続されている継手でなければなりません。この場合、ベース フィットは、継手グループの位置とルートを拘束する接続を指定します。継手を挿入したとき、ルート ポイント(2)を制御するベース フィット(1)は移動しません。挿入した継手(1)と他の近接する継手 (2) はそれに応じて調整され、パイプ セグメントはその変更に対応して再トリムされます。

既存の接続されている継手間以外のどこかにフリー フィットを接続する場合、そのフリー フィットは、アクティブな配管内の継手、配管パーツ、フリーのルート終端、または Inventor の通常のパーツです。フリー フィットがフリーのルート終端である場合、接続を完成するために自動ルート領域がシステムによって自動的に作成されます。その他の場合、更新またはその他の操作中に、必ずベース フィットに対して相対位置に配置されます。ベース フィットは、アセンブリ内にある継手、配管パーツ、フリーのルート終端、または Inventor の通常のパーツです。ベース フィットと接続することで、フリー フィットの位置とルートを拘束します。

有効な継手接続とは

フリー フィットはアクティブな配管内にある必要があります。 ベース フィット は、アクティブな配管内にあっても、その配管の外側にあってもかまいません。これらは、2 つの継手間の接続に限定されているわけではありません。次のタイプの接続が可能です。

注: フリー フィットおよびベース フィットは、どちらもフリーのルート終端になることはできません。そのような接続を確立するために、[ルート]コマンドを使用して事前作成を続行したり拘束を配置して適切なルートを結合することができます。

変更可能な継手接続

次の方法で作成された継手接続は、削除したり、差込み代を編集することができます。

次のような場合は、継手接続の差込み代を編集したり、継手接続を削除することはできません。

複数の近接する継手のグループで継手間の差込み代を編集できますが、グループの最後の継手と別のコンポーネント間で差込み代を編集することはできません。また、ベース フィットによって接続が駆動されるので、グループ内の継手の接続は削除することができません。ベース フィットはルート ポイントによって駆動されます。

継手接続を変更する方法

継手接続には、編集時の状況に応じて、さまざまな変更を加えることができます。