ファイルドクターは、モデルファイルと共有データベースのチェックと修正をするツールです。 セッション中にエラーが発生し、モデルを保存したい場合に開きます。これにより、エラーを修整することができ、既に破損したモデルで作業することを防ぎます。
警告: ファイルドクター には、強制的にファイルを修正する機能が含まれています。 誤って使用すると、モデルや共有データベースに重大なダメージを及ぼす恐れがあります。 共有データベースの ファイルドクター を使用する前にテクニカルサポートに連絡し、実行前には必ずフルシステムバックアップを行って下さい。 モデルに対して ファイルドクター を実行する場合にも、バックアップコピーの作成が推奨されています。
- [ファイル] > [情報] > [ファイルドクター]を選択します。
- [ファイルドクター]ダイアログを使用して、モデルをチェックします。
ここでは、ボタンの初期レイアウトを示しています。 実行 ボタンと アドバンス ボタンは、処理の段階により変化します。
ダイアログには、次のボタンが表示されます。
- 実行 - 現行モデルをチェックします。 このダイアログには、モデルで検出されたエラーと修正案が表示されます。
- アドバンス - アドバンスバージョンのファイルドクターに切替え、ファイルドクター(アドバンスモード) ダイアログを表示します。このモードでは、ファイルドクターが実行するチェックと修正を完全に制御することができます。 このオプションは、アドバンスユーザー向けの機能です。
- 名前を付けて保存 - ファイルドクターによる修正前に、新規名前でモデルを保存 します。
- 保存をスキップ - モデルを保存せずに、ファイルドクターの修正ステージを継続します。
- はい - 修正案を実行します。
- いいえ - 修正案を実行しません。
- ジオメトリを保持 - サーフェスジオメトリを保持してソリッドを修正しますが、ソリッドフィーチャーツリーを削除します。
- 履歴を保持 - エラーのあるフィーチャーをフィーチャーツリーから削除して、ソリッドを修正します。
- リセット - ファイルドクターによる修正前に保存したモデルを再び読込みます。 このオプションは、修正前にモデルを保存した場合のみ利用可能になります。
- 閉じる - ファイルドクターを終了します。
ヒント: [ファイルドクター]ダイアログの情報パネルを右クリックする場合、コンテキスト メニューには、印刷と保存のオプションが含まれます。
注: モデルがリカバリーされたら、オリジナルのコピーが保持されます。 アクションとコピーロケーションを制御する設定は、powershape.con ファイルを編集することで変更できます。 デフォルトでは、オリジナルのコピーは temp ディレクトリに保存されます。