一般パーツを製造用パーツに変換する

[設計から製造]ツールを使用して、接続されている MEP 設計意図モデルを LOD 400 製造モデルに変換します。[設計から製造]ツールを使用すると、設計モデルのすべての側面を再モデリングする必要がなくなり、詳細設計プロセスを迅速化できます。

注: 多数の要素を選択して変換することもできますが、小さな選択セットから開始して変換を素早く行い、目的の結果が得られるようにすることをお勧めします。

ビデオ: MEP 設計モデルを製造用部品モデルに変換する

一般パーツを製造用パーツに変換するには

  1. (省略可能) [未接続を表示]ツールを使用して、設計ネットワークが接続されていない可能性のある場所を特定したり、変換後に調整が必要となる可能性のある場所を特定します。たとえば、ダクトの面に接続されている制気口を接続されたままではなく、タップなどの継手が必要になるような場合です。
    注: まだ実行していない場合は、製造用部品構成を指定して部品種別をロードしてください。
  2. 作図領域で、設計用の一連のパーツを選択します。マウスまたは[Tab]キーを使用して、連続する要素を選択します。
    注: サポートされる要素カテゴリには、ダクト、ダクト継手、ダクト付属品、フレキシブル ダクト、制気口、配管、配管継手、配管付属品、フレキシブル配管などがあります。選択に 1 つまたは複数の解析用配管接続、またはその他のサポートされていないカテゴリが含まれている場合、[設計から製造]コマンドは使用できません。サポートされていない要素カテゴリを選択解除するには、[フィルタ]コマンドを使用します。
  3. [修正] [製造]パネル (設計から製造)をクリックします。
  4. 製造用パーツ ブラウザで、変換に使用する部品種別を選択します。

    変換時に選択できる部品種別は 1 つのみです。変換する前に、それに応じて設計要素を選択してください。また、選択した専門分野(ダクトと配管など)のコンポーネントが部品種別に含まれていることを確認します。選択した部品種別が Autodesk Fabrication 製品ラインの MEP 製造用部品コンテンツの集合にマップします。「製造用パーツの部品種別を変更する」を参照してください。

    パレット上のパーツの順序によって、変換に適用されるパーツの優先順位が決まります。オートデスクから提供されたものではないコンテンツの場合、このコマンドの使用時にかなりの確率でエラーが発生します。

  5. (省略可能)自動充填ツールから除外されたパーツをチェックして、変換で目的のコンポーネントが使用されることを確認します。
  6. (省略可能) [パレットを有効化]をクリックし、リストからパレットを選択します。

    この部品種別には、丸型、角型、楕円型のダクト部品を含めることができるため、複数形状の設計ダクト部品ネットワークの変換が簡単に行えます。

  7. 必要に応じて、[インライン パーツ]タブをクリックして、モデル要素のインスタンスを新しい製造用パーツにマッピングします。「インライン モデル要素を製造用パーツにマッピングする」を参照してください。
  8. [終了]をクリックして製造用パーツ ブラウザの設定を受け入れるか、 [キャンセル]をクリックして設定を破棄します。
    注: 設計要素、タグ、システム、および関連データは、変換後に保持されません。
  9. 変換によって完全に接続されたネットワークが生成されない可能性もあります。たとえば、Revit では、カップリングの接続タイプの違いを解決するためのパーツの組み合わせを見つることはできません。[クイック接続][ルートとギャップ充填]、または[トリム/延長]を使用して、製造用パーツへの変換時に作成されたギャップを埋めます。
注:
  • 部品種別で定義された継手を配置するのに十分なスペースがないきついレイアウトでは、変換に失敗することがあります。たとえば、Revit ファミリ コンテンツのエルボの半径が小さい場合や、T 型のセグメントが短い場合は、変換後に経路の接続を維持できなくなることがあります。場合によっては、コンポーネントの間隔を調整して、より大きなコンポーネントが収まるようにスペースを広げると便利です。変換後に、元の設計要素が元の位置に残ることがあります。これは手動の配置が必要であることを示しています。
  • 変換後に傾斜システムの接続を維持するために、エルボ、T 型、およびその他の類似する製造用パーツに対して、曲げを許容するための角度の許容差値を設定しなければならない場合があります。すべてのパターンに角度の許容差プロパティがあるわけではありませんが、存在する場合はその項目の[オプション]タブにあります。Autodesk Fabrication 製品ヘルプの「コンテンツ作成の概要」を参照してください。また、角度の許容差をサポートするように部品種別を設定する必要があります。Autodesk Fabrication 製品ヘルプの「新しい部品種別を設定する」を参照してください。
  • [設計から製造]はクロス継手をサポートしていませんが、背中合わせのタップでは正常な変換が想定されています。
  • 次のパーツはサポートはされていませんが、変換された要素との接続は維持されます: 機械設備、フレキシブル ダクトおよびフレキシブル配管、制気口、スプリンクラ、衛生器具。サポートされていないパーツ タイプは、電気収納部品、連続して配置された継手、解析用接続です。また、傾斜配管とダクトも、完全にはサポートされていません。
  • 開いたコネクタを持つ継手では、望ましい結果が得られない可能性があります。
  • 製造用パーツのサイズは製品リストで定義されている場合があるため、特定のパーツが同様の Revit ファミリで使用できるすべてのサイズをサポートしているとは限りません。これは、多くのデザイン継手が過度にパラメトリックである場合に発生することがあります。選択した部品種別の継手で共通またはサポートされていないサイズ、寸法、角度が許可されるためです。部品種別内の項目が、変換される設計パーツのサイズをサポートしていること、およびサイズ範囲条件によって部品種別テンプレートでの使用から除外されていないことを確認してください。パーツ サイズ定義の詳細については、Autodesk Fabrication 製品ヘルプの「製品リストを編集する」を参照してください。部品種別テンプレートの条件の詳細については、Autodesk Fabrication 製品ヘルプの「部品種別テンプレートを設定する」を参照してください。一致するサイズが見つからない場合は、「変換されなかったパーツがあります。部品種別の設定を確認してください」というエラー メッセージが表示される可能性があります。