建物の物理要素から解析要素 2025.2 は、ほとんどの構造要素の解析モデルを自動化します。
Revit の構造オブジェクトとして作成した場合でも、解析モデル(欄干、間仕切壁など)で表現する必要のない要素もあります。
自動化機能ツールによって選択範囲内のすべての構造要素が解析されるため、解析表現を作成する構造要素を選択表示することが重要です。
解析モデルの作成処理を自動化できる物理要素
- 構造柱: 垂直柱と傾斜柱。
- 構造フレーム: 直線の梁と円弧の曲り梁。
- 床
- べた基礎
- 壁: 直線の壁。
注: スプライン梁とカーブした壁の作成は自動化できません。これらは、自動化によって他の構造要素の解析表現が生成された後にのみ、手動で作成することができます。
物理要素とそれに関連付けられた解析表現
自動化機能により、各構造要素に対して、線形要素では解析部材の形で、平面要素では解析パネルの形で、関連付けられた解析表現が 1 つ作成されます。
注: 複数の閉じた輪郭を持つ床の場合、自動化処理によって、それぞれ閉じた輪郭に関連付けられた解析モデルが作成されます。
作成された解析要素の既定の位置は次のとおりです。
- 線形要素のジオメトリ軸による。
- 構造壁の中央。
- 床/基礎スラブの上。
解析モデルは、特定の位置合わせと接続ルールに基づいて、後で位置合わせおよび調整が行われます。
物理要素から解析要素に継承されるプロパティは次のとおりです。
- マテリアル
- 構造の役割
- 断面: ファミリとタイプの形式。
- 回転 角度。
解析パネルが物理要素から継承するプロパティは次のとおりです。
- マテリアル
- 構造の役割
- 構造レイヤの厚さ
解析表現の簡略化
建物の物理要素から解析要素 2025.2 は、解析表現を作成する際に、構造モデルの特定を評価します。
- 物理要素の構造接合によって作成されたカットアウトは無視されます。
- 物理的な床と基礎スラブの解析パネルは、対応する物理要素の正確な輪郭に基づいて作成されます。
