Vault サーバ診断ツールを使用して Vault サーバのパフォーマンスに関するトラブル シューティングを実行する

Autodesk Data Management Server のインストールや運用で問題が生じた場合に、Autodesk サーバ診断ツールやオンラインの Autodesk サポート情報を活用して、これを解決する手順を解説します。

このセクションのトピックに進む前に、これらの用語を理解しておくと役に立ちます。

重要な用語

定義

Autodesk サーバ診断ツール

Autodesk Vault サーバで起こりうる問題を特定するための一連のチェックを実行し、問題の診断に役立つシステム情報を収集できるプログラム。

Autodesk サポート情報

Autodesk 製品全般を対象とした、オンラインの技術サポート。

Autodesk Vault サーバ

ファイルを保管し、データのバージョン管理をするために、Autodesk Vault およびコンテンツ センターと組み合わせて使用されるサーバ。

ログ ファイル

Autodesk サーバ診断ツールが生成するテキスト ファイル。重要なシステム設定情報が記載されています。

また、正常に稼働し始めても、時間の経過とともに Autodesk Vault サーバの構成が変われば、問題が起こる可能性があります。そのような場合にも、Autodesk サーバ診断ツールを使って、Autodesk Vault サーバで起こりうる問題を特定するための一連のテストを実行し、診断に役立つシステム情報を収集することができます。

Autodesk サーバ診断ツールを実行する

  1. Windows の[スタート]メニューから、[プログラム] ► [Autodesk] ► [Autodesk Data Management] ► [ツール] ► [Autodesk サーバ診断ツール]の順に選択します。

    診断ツールによって、チェックが自動的に実行されます。診断テストの結果は、正常終了、警告、エラーの区別とともに、リストに表示されます。

    • 警告が現れた場合、[警告]リスト上のリンクをクリックすれば、詳細を調べることができます。
    • エラーの場合は、[必要な処置]リスト上のリンクをクリックし、詳しい状況や修復方法を調べてください。
    • 診断が終了したら[閉じる]をクリックし、次いで[ログ ファイルを開く]をクリックしてください。ログ ファイルが格納されているフォルダが開きます。

エラーと修復方法の詳細を確認する:

診断ログ ファイルの表示

診断ログ ファイルには、チェック条件を表す名前とその関連情報、およびテスト結果が記載されています。また、オペレーティング システムのバージョン、IIS に関する情報、ファイアウォール、その他の関連構成情報なども記載されています。インストール時には、その他のログ ファイルも作成されます。ログ ファイルは、C:¥Documents and Settings¥Administrator¥Local Settings¥Temp の EDMLog フォルダに保存されます。

ログ ファイルは次のような方法で参照できます。

技術的な支援が必要な場合は、社内の IT 担当者または Autodesk 技術サポート係にログ ファイルを添えて問い合わせてください。

オペレーティング システム環境の再チェック

ログ ファイルまたは[ヘルプ]に基づきすべてのエラーの修復したら、[再チェック]をクリックします。診断ツールによって、オペレーティング システムが再びチェックされます。これをエラーがすべて解消するまで繰り返してください。

高度なトラブル シューティング

Autodesk Data Management Server に関する情報はオンラインでも提供されています。Autodesk の技術サポート ページにある、[サポート情報]から検索してください。Autodesk Knowledge Base には、www.autodesk.com からオンラインでアクセスできます。

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