TimeLiner ツールを使用することで、手持ちのモデルを外部の建設スケジュールにリンクさせ、時間と費用に基づく計画作成を視覚的に行うことができます。この機能を使用できるのは、Autodesk Navisworks Manage ユーザと Navisworks Simulate ユーザです。
Timeliner を使用すると、さまざまなソースからスケジュールをインポートできます。その後、スケジュール内のタスクをモデル内のオブジェクトに接続し、シミュレーションを作成することができます。これにより、モデル上でスケジュールの影響を表示することや、計画スケジュールと実際のスケジュールを比較することができます。費用をタスクに割り当て、スケジュール全体を通じてプロジェクトの費用を追跡管理することもできます。また、TimeLiner では、イメージとアニメーションをシミュレーションの結果に基づいて書き出すこともできます。モデルまたはスケジュールが変更された場合、TimeLiner はシミュレーションを自動的に更新します。
TimeLiner の機能は、他の Navisworks ツールと組み合わせることができます。
TimeLiner をオブジェクト アニメーションとリンクすると、プロジェクト タスクの開始時刻と継続時間を基に、オブジェクトの動きをトリガまたはスケジュールすることができ、ワークスペースやプロセスの計画作成に役立ちます。たとえば、TimeLiner シーケンスにより、特定の現場のクレーンが特定の日の午後に開始点から終了点まで移動するときに、その経路の途中で、付近で作業中の作業グループが邪魔になることが示される場合があります。このような交通の妨げが発生する可能性があるという問題を、現場に行く前に解決することができます。たとえば、異なる経路でクレーンを移動したり、作業グループを経路から移動したり、プロジェクトのスケジュールを変更するなどの対応が可能です。詳細については、「TimeLiner スケジュールにアニメーションを追加する」を参照してください。
TimeLiner と Clash Detective をリンクすると、プロジェクトに対して時間ベースのクラッシュ チェックを実行できます。時間ベースのクラッシュの詳細については、「Clash Detective ユーザ ガイド」を参照してください。
TimeLiner、オブジェクト アニメーション、Clash Detective をリンクすると、アニメートされた TimeLiner スケジュールのクラッシュ テストを実行できます。たとえば、移動するクレーンの経路が作業グループと衝突しないことを確認する場合は、TimeLiner シーケンスを目で確認する代わりに、クラッシュ テストを実行することができます。