式のリファレンス

単位

注: 式の計算で使用する単位を指定します。指定しない場合は、ドキュメントで設定されている単位が使用されます。

値の後に単位を入力します。次に例を示します。

式の例

パラメータ間の関係の例 式の形式
工具直径の半分 tool_diameter / 2
刃長の 80% tool_fluteLength * 0.8
工具直径または 12 mm のうち小さい方 Math.min(tool_diameter; 12mm)
「ブルノーズ」工具の平坦領域を計算 tool_diameter - (2 * tool_cornerRadius)
ボール状工具の削り残し高さの計算(0.666 を希望の削り残し高さに変更) Math.sqrt((tool_diameter/2)^2 - (tool_diameter/2 - 0.666)^2) /2
工具に基づいた切削ピッチ。面ミルの場合は直径の 95% を使用し、そうでない場合は直径の 40% を使用。 tool_type == 'face mill' ? tool_diameter * 0.95 : tool_diameter * 0.4

条件文 - 形式

Condition ? what happens when True : what happens when False
 

次の表に、条件の例と、条件を式に追加して条件に基づいた結果を取得する方法を示します。

条件の例 式に追加された条件
tool_diameter > 5 tool_diameter > 5 ?2mm : 1mm
stepover == 1 stepover == 1 ?0.1mm : 0.2mm
tolerance <= 0.02 tolerance <= 0.02 ?1mm : 3mm

複数の条件を持つ条件文

1 つの文に複数の条件を追加するには、次のように条件をネストします。

例 1

Condition1 が true の場合、Condition2 が実行されます。その後、Condition2 の結果が使用されます。

Condition ? (Condition2 ? True2 : False2) : False

例 2

Condition1 が false の場合、Condition2 が実行されます。その後、Condition2 の結果が使用されます。

Condition ?  True : (Condition2 ? True2 : False2)

条件演算子の表

条件/演算子 意味
value1 == value2 値が互いに等しいかどうかを確認します。
value1 != value2 値が互いに異なっているかどうかを確認します。
value1 > value2 value1 が value2 より大きいかどうかを確認します。
value1 < value2 value1 が value2 より小さいかどうかを確認します。
value1 >= value2 value1 が value2 以上かどうかを確認します。
value1 <= value2 value1 が value2 以下かどうかを確認します。

数値演算関数

関数 入力 1 入力 2 説明
Math.maximum(input1; input2) Number 数値 2 つの入力値の最小値を返します。
Math.minimum(input1; input2) Number 数値 2 つの入力値の最大値を返します。
Math.sqrt(input1) 数値 N/A 入力値の平方根を返します。
Math.sin(input1) 数値(ラジアン) N/A 入力されたラジアン値の正弦を返します。
Math.asin(input1) 数値 N/A 入力されたラジアン値の逆正弦を返します。
関数 入力 1 入力 2 説明
Math.cos(input1) 数値(ラジアン) N/A 入力されたラジアン値の余弦を返します。
Math.acos(input1) 数値 N/A 入力されたラジアン値の逆余弦を返します。
Math.tan(input1) 数値(ラジアン) N/A 入力されたラジアン値の正接を返します。
Math.atan(input1) 数値 N/A 入力されたラジアン値の逆正接を返します。
Math.floor(input1) 丸める数値 N/A 入力値を最も近い整数に丸めます。
Math.floorto(input1; input2) 丸める数値 小数位のステップ サイズ。0.01 にすると、小数点以下 2 桁までで切り捨てられます。 数値を指定された最も近い小数位に切り捨てます。
Math.ceil(input1) 丸める数値 N/A 数値を最も近い整数に切り上げます。
Math.ceilto(input1; input2) 丸める数値 小数位のステップ サイズ。0.01 にすると、小数点以下 2 桁までで切り捨てられます。 数値を指定された最も近い小数位に切り上げます。
Math.round(input1) 丸める数値 N/A 指定した数値を丸めます。
Math.roundto(input1; input2) 丸める数値 小数位のステップ サイズ。0.01 にすると、小数点以下 2 桁までで切り捨てられます。 数値を指定された最も近い小数位に丸めます。
Math.roundToSignificant(input1; input2) 丸める数値 必要な桁数 指定した桁数に数値を丸めます。
Math.normalizeAngleDegrees(input1) 数値(度) N/A 入力度値を 0 ~ 360 の範囲内の同等の値にして返します。
Math.isnan(input1) 任意の値 N/A 入力値が数値でない場合は True を返し、数値の場合は False を返します
Math.abs(input1) 数値 N/A 入力値の絶対値を返します。