削除できるフィーチャ
削除がサポートされているのは次のタイプのフィーチャです。
- [フィレット]
- [穴]
- [面取り]
- [押し出し]
- [回転]
- その他: 上記以外のコマンドで作成され、選択されたボディと比較して小さいフィーチャ。
以下の条件がすべて成り立つ場合、小さな穴、ノッチ、突起を削除することができます。
- フィーチャが臨界応力領域から十分に除去されていて、応力集中効果が問題とならない
- フィーチャが構造の全体的な剛性に大きな影響を与えない
- 拘束や荷重が適用されるエッジまたは面に対してフィーチャが必要ではない
- モード周波数解析を実行する場合は、フィーチャが質量に与える変化が、固有振動数またはモード形状に著しい影響を与えるほど大きくない
通常、ねじ部品(ねじやボルト)は削除します。以上の項目では、適切な表示を実現するために複雑なメッシュや多くの接触サーフェスが必要になります。ねじ部品の代わりとして、アセンブリのパーツ間にコネクタを定義します。ただし、特別に設計されたねじ部品が解析の中心となっている場合は例外です。
- そうした部品が解析の中心となっている場合を除いて、吊上げ用のアイボルトやハンドルは削除します。
- アセンブリにアタッチされているパーツについては、構造の剛性や整合性に寄与していない場合は削除します。例として、ネーム プレート、装飾用モールディング、パネル スイッチ、インジケータ ランプなどがあります。
注: このようなパーツの質量がアセンブリの重さ(重力荷重)または固有振動数に著しい影響を与える可能性がある場合は、
点質量(自動)の荷重を使用して削除されるパーツを表現します。
- 構造物上には存在しながら、モデルに含まれない大きなオブジェクトに対する点質量(手動)の荷重を置き換えます。例として、オフィス ビルの床に設置される家具、橋梁上の車両、平台トレーラー上の鋼製コイルなどがあります。
- 以下の 2 つの図のうち最初の図で示しているような、外部コーナー上の小さなフィレットや面取りは、除去することができます。
注: 内部コーナー上のフィレットについては、その領域が臨界応力領域から十分に除去されている場合を除いて、除去しないでください。フィレット半径は、内部コーナー(シャフト ネックやショルダ変形など)の正確な応力集中効果を取得する上で非常に重要です。

図 1: 省略できるフィレットおよび面取り(緑色の面)。

図 2: 省略してはならないフィレット(青色の面)。