モデルの単純化

シミュレーションを複雑にしてしまう不要なモデル フィーチャを削除します。

シミュレーション モデルは、製造モデルほど詳細でなくてもかまいません。多くの場合、製品設計には、応力、モード、または熱のシミュレーションに関して重要ではないフィーチャが含まれています。ただし、それらが原因でメッシュが複雑化する可能性があります(要素数が多くなります)。そのため、ファイル サイズが大きくなり、解析時間が長くなります。不要と考えられるフィーチャの例として、外部コーナー上のパーツ番号やフィレットのエンボス加工や絞り加工があります。

シミュレーションに不要なボディまたはフィーチャを削除するには、[単純化]ツールを使用します。また、大きな面の一部だけに荷重または拘束がかかるように制限するために、面を分割することもできます。さらに、その他のジオメトリの変更を行って、シミュレーション結果がモデル バリエーションによってどのような影響を受けるかを見極めることもできます。最適なジオメトリが決定したら、[デザイン]作業スペースで製造用基本モデルに同じ変更を加えることができます。

シミュレーション モデルを理解する

重要: [デザイン]作業スペースで表された製造用基本モデル バージョンに影響を与えることなく、モデルにシミュレーション固有の修正をすることができます。以下のことができます。
注: 新規シミュレーション モデルを作成するときに、モデルの製造用バージョンが新しいシミュレーション モデルの開始点として使用されます。前のシミュレーション モデルに加えた変更を元に戻さないようにするには、代わりにシミュレーション モデルのクローンを作成します。

[単純化]コマンドは単純化作業だけに限定されません。ジオメトリにどのような変更も加えることができます。[単純化]コマンドを使用して加えられた変更は、シミュレーション モデルに保存され、[デザイン]作業スペースに保存される製造用モデルには影響を及ぼしません。

修正例