モデルの特定のパーツの応力や変位を気にしていなくても、特定のパーツやサブアセンブリが他のパーツに与える影響に関心を持つ場合もあります。このような場合は、モデルを単純化できます。点質量は、モデル ジオメトリ内に直接表現されていないボディの効果を表現します。点質量荷重を自動または手動で指定することができます。
モデルの既存のコンポーネントを点質量荷重に置き換えることによりシミュレーション作業を簡略化します。この手法は要素の数、ファイル サイズ、解析時間を削減できます。この手法を使用すると、[デザイン]作業スペースでソリッド ボディを作成する必要はありません。したがって、モデリングとシミュレーション作業の両方が簡略化されます。
点質量荷重は次のスタディ タイプに適用できます。
[点質量(自動)]は、既存のボディをソリッド モデル内に取り込み、等価点質量を使用してそれを表現します。選択したボディの重心は、材料の体積、形状、および密度に基づいて自動的に決定されます。等価点質量は、表現される元のボディの図心に配置されます。元のソリッド ボディは非表示になり、シミュレーションに加わりません。
[点質量(手動)]は、ユーザが指定した点質量をモデルに追加し、それをユーザが指定した面にアタッチします。質量は、モデル内の既存のジオメトリに基づいていません。したがって、図心は不明で、質量の中心に配置される空間内のポイントを指定する必要があります。