タイム エディタ(Time Editor)のゴーストは、アニメートしたオブジェクトの簡略化されたリプリゼンテーションです。これを使用してクロスフェード、トランジション、リニア補間を行う前に、各クリップのインフルエンスをプレビューします。モーション キャプチャ アニメーション ファイルのブレンドのガイドにゴーストを使用したり、一致したポーズによるポーズの一致を事前に視覚化するためにゴーストを使用します(「再配置(Relocate)を使用したキャラクタ位置の再方向付け」を参照)。
ゴーストは、クリップのコンテンツを表し、選択したアニメーション ソースに基づいています。たとえば、アニメーション ソースがコントロール リグの場合、ゴーストはスケルトンの描画になります。アニメーション ソースが立方体などのオブジェクトの場合、ゴーストは立方体として表示されます。タイム エディタ クリップのコンテキスト メニューのユーザ定義ゴーストを設定/編集(Set/Edit User Defined Ghosts)オプションを使用して、アニメーションのどの要素をクリップ ゴーストとして描画するかを指定できます。
タイム エディタ(Time Editor)で使用できるゴーストには次の 2 つのタイプがあります。
- トラック ゴースト(Track Ghost): トラックのすべてのゴーストを表示する(「タイム エディタ(Time Editor)でトラック ゴーストを表示する」を参照)
- クリップ ゴースト(Clip Ghosts): 選択したクリップのゴーストを表示する(「タイム エディタ(Time Editor)でクリップ ゴーストを表示する」を参照)
クリップ ゴーストとトラック ゴーストの区別は、特に混み合ったシーンで重要です。いくつかのオブジェクトにゴーストを設定して、ビューの煩雑さを軽減できます。
注: オブジェクトの位置を定義するクリップまたはグループ クリップが 1 つだけある場合、ゴーストとオブジェクトは同じ場所に表示されます。ゴーストが表示されない場合があります。
クロスフェード、トランジション、ウェイト変更、および異なるトラックのクリップ間のリニア補間の視覚化に、ゴーストを使用します。
注: タイム エディタ(Time Editor)の既定のゴーストは、スケルトンまたはアニメーションのルート オブジェクトです。これら以外の項目を使用してアニメーションを事前に視覚化する場合は、「カスタム クリップ ゴーストを作成する」を参照してください。