[ファイル] > [<オートデスク製品>に送信]を使用すると、Mudbox からファイルを書き出して Maya、3ds Max、Softimage または Flame にすばやく読み込むことができます。
[<オートデスク製品>に送信]
は、Autodesk® FBX® ファイル形式を使用して Mudbox からデータを書き出します。「FBX を使用して Mudbox モデルを書き出す」も参照してください。
[xxx に送信]オプションは、一般的で反復的なラウンド トリップのワークフローをサポートします。コンテンツ作成アプリケーション(Maya、3ds Max、Softimage、または Flame)のシーンで製作を開始し、製作したコンテンツを Mudbox に書き出してペイントやスカルプトの詳細を追加してから、元のシーンに再度結合することができます。
このワークフローでは、必要に応じて Mudbox でコンテンツを継続的にリファインできます。特に、スカルプト処理やペイント処理の途中にトポロジの変更を組み込んで、コンテンツ作成アプリケーションでトポロジが変更されたときに Mudbox のアクティブなオブジェクトを更新することができます(たとえば、ある特定の領域に高い解像度を適用したり、リグによってより適切な変形をサポートするために使用できます)。「
トポロジの変更内容を読み込む」も参照してください。
注:
- 特に指定のない限り、<オートデスク製品>とは Maya、3ds Max、Softimage または Flame のことです。
- Maya、3ds Max、Softimage、および Flame には、Mudbox に書き出す際に選択できる同じようなオプションがあります。詳細については、Maya、3ds Max、Softimage、および Flame のヘルプを参照してください。[Mudbox に送信]オプションは、Mudbox 2011 より前のバージョンの Mudbox との互換性がありません。
- Maya 2011 から書き出された FBX ファイルは、FBX 書き出しオプションで以前のバージョンの FBX を指定していない限り、Mudbox 2011 より前のバージョンの Mudbox との互換性がありません。
- [ファイル]メニューの[xxx に送信]オプションを使用する場合は、送信先のオートデスク製品も同等のバージョンである必要があります(Maya 2020 と Mudbox 2020 など)。このオプションを使用しない場合は、「[送信]オプションがグレー表示になる」を参照して、バージョンが一致しない場合のファイルの転送方法について確認してください。
Maya、3ds Max、Softimage に書き出すには
- [ファイル] > [<オートデスク製品>に送信]を選択し、書き出しサブオプションを選択します。
-
[選択を新規シーンとして送信]
選択したオブジェクトだけが他のアプリケーションに送信されます(何も選択しない場合、Mudbox ではシーン全体が送信されます)。
-
[現在のシーンを更新]
他のアプリケーション内のオブジェクトに対して、ペイント レイヤまたはスカルプト レイヤを追加または更新します。
-
[現在のシーンのテクスチャを更新]
Maya シーンで参照されている既存のテクスチャをすべて更新します。 これにより、Mudbox から Maya へシーンを送り返すときに、新しいテクスチャを再構築して既定の Maya プロジェクト フォルダに含める手間がなくなります。
-
[選択を現在のシーンに追加]
他のアプリケーション内の既存のシーンに、選択したオブジェクトを追加します。
注: [基本設定]オプションを選択して
送信基本設定ウィンドウを開き、書き出し操作で既存のペイント レイヤとスカルプト レイヤをどのように処理するかを設定することもできます。
選択したオプションに応じて、Mudbox は他のオートデスク製品を起動し、ファイルを読み込みます。他の製品が既に実行されている場合は、Mudbox ファイルを読み込む前にシーンを保存するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。他の製品が起動しない場合は、「ファイルの読み込みと書き出しをトラブルシューティングする」を参照してください。
ヒント: Maya または 3ds Max でメッシュの UV を作成するには、レベル 0 が書き出されることを確認してください。UV を Mudbox に再度読み込むには、レベル 0 で行う必要があります。
注:
(Linux)
Linux システムでは、[Maya に送信]について既知の制限事項があります。Maya をルート ユーザとして実行したことがある場合は、[Maya に送信]オプションによって Maya が起動しますが、書き出されたメッシュはロードされません。これは、プロセスで使用されるテンポラリ フォルダにルート ユーザ権限が設定されているためです。この制限を回避するには、rm /tmp/commandportDefault コマンドを実行して既存のテンポラリ フォルダを除去し、Maya にファイルを再度送信します。

Flame に書き出すには
- [ファイル] > [Flame に送信]を選択し、書き出しサブオプションを選択します。
-
[選択を新規シーンとして送信]
選択したオブジェクトのみを Flame に送信します(何も選択しない場合、Mudbox はシーン全体を送信します)。選択したオブジェクトは、アクティブな Batch または Batch FX の新しい Action ノードに読み込まれます。
-
[現在のシーンを更新]
Flame で合致するジオメトリを現在の Action スケマティックに更新します。
-
[現在のシーンのテクスチャを更新]
オブジェクトにアタッチされ、Action スケマティックに表示されているテクスチャを更新します。
-
[選択を現在のシーンに追加]
選択したオブジェクトを現在の Action スケマティックに追加します。
注: [基本設定]オプションを選択して
送信基本設定ウィンドウを開き、書き出し操作で既存のペイント レイヤとスカルプト レイヤをどのように処理するかを設定することもできます。
Mudbox は Flame を起動し、最後に使用した Batch スケマティックの新しい Action ノードにシーンを読み込みます。Flame が既に実行されている場合、シーンはアクティブな Action スケマティックに読み込まれます。Action スケマティックが表示されていない場合、シーンは最近開いた Batch スケマティックの新しい Action ノードに読み込まれます。
他の製品が起動しない場合は、「ファイルの読み込みと書き出しをトラブルシューティングする」を参照してください。
重要: Mudbox では、テッセレーション メッシュを生成する必要がある場合などに、オブジェクトのコピーが作成されることがあります。この操作で作成されたコピーには、元の名前 +
_Copy が使用されます。このコピーは、Flame に戻すオブジェクトです。ただし、データ リンクはオブジェクト名に依存するため、コピーの名前を変更する必要があります。変更しないと、Flame に間違ったモデルが戻されます。オブジェクトを Flame に戻す前に、次の操作を行います。
- オブジェクト リストを開きます。
- オリジナルのオブジェクト(_Copy が付いていないオブジェクト)を見つけて削除します。
- コピーを選択し、コンテキスト メニューから[オブジェクト名を変更]を選択します。
- オブジェクト名から _Copy を削除して、[OK]をクリックします。