シェーディング環境とポスト エフェクト

ゲーム ビューポートがゲーム ワールドのビューをレンダーするときは、常に「シェーディング環境」が必要です。シェーディング環境とはシーンのライティングとレンダリングの方法に影響するグローバル設定のコレクションで、これによりイメージに後処理エフェクトが適用されます。

シェーディング環境は、その他の大半のゲーム オブジェクトのようなレベル内で配置やスポーンを行うユニットではありません。これは「エンティティ」という、モジュラー コンポーネントで構成されるオブジェクトの種類です。この場合、シェーディング環境エンティティの各コンポーネントは、特定のライティングまたは後処理エフェクトに関連する環境設定を保存する役割を持ちます。

シェーディング環境で変更可能なすべての設定の説明については、「シェーディング環境のプロパティ」を参照してください。また、これらのプロパティを変更するためのさまざまな方法の詳細については、「シェーディング環境のプロパティを変更する」を参照してください。

シェーディング環境、ワールド、レベルについて

各レベルには、シェーディング環境エンティティを 1 つだけ含めることができます。新しいレベルを作成すると、空用の既定のイメージ テクスチャを含む、快晴日用の既定値でプリセットされた新しい環境が自動的に取得されます。Stingray エディタでこのシェーディング環境用に変更した設定はレベルに保存され、レベルがロードされるたびに使用されます。

レベルを既定の設定で最初から開始する場合には、Explorer パネルからシェーディング環境エンティティを削除し、メイン メニューから Create > Shading Environment を選択して新しい名前を付けることで再度作成することができます。

ゲーム ワールドに複数のレベルを同時にロードすると、最後にロードしたレベルのシェーディング環境が使用されることに注意してください。

シェーディング環境はエンティティであるため、プロジェクトの .entity リソース ファイルにレベルのシェーディング環境を保存し、他のレベルで同じ設定を再利用することもできます。「レベル間でシェーディング環境を共有する」を参照してください。