レベル間でシェーディング環境を共有する

プロジェクトに比較的一貫したシェーディング環境設定を必要とする複数のレベルがある場合には、それらすべてのレベルで同じ設定を共有し、1 箇所で変更できるようにする場合があります。

シェーディング環境はエンティティであるため、これを行うために非常に柔軟な方法でエンティティの継承の利点を活用しながら、各レベルがそのレベルでのみ必要な設定をオーバーライドするための機能を保持することができます。

シェーディング環境を共有するには:

  1. レベルを開き、そのシェーディング環境を新しい「エンティティ アセット」として保存します。これにより、レベルのシェーディング環境とまったく同じ設定を持つ新しい .entity アセットがプロジェクト内に作成されます。また、新しいアセットがレベルのシェーディング環境エンティティの「継承アセット」として自動的に設定されます。詳細については、「新しいエンティティ アセットを作成する」を参照してください。

  2. 最初のレベルを保存します。

  3. 2 番目のレベルを開き、Explorer パネルから既存のシェーディング環境エンティティを削除します。

  4. Asset Browser からビューポートにドラッグ アンド ドロップして、新しいシェーディング環境エンティティ アセットを 2 番目のレベルに配置します。これにより、エンティティ アセットのすべてのコンポーネントとプロパティを継承する新しいエンティティがレベルに追加されます。「レベルにエンティティを配置する」を参照してください。

  5. 2 番目のレベルを保存します。

  6. 同じ設定を使用する他のすべてのレベルに対して手順 3 から 5 を繰り返します。

すべてのレベルに適用される変更を行う場合:

Asset Browserエンティティ アセットを選択し、Property Editor で変更を行います。

エンティティ アセットは各レベル内でシェーディング環境エンティティによって継承されるため、アセットのプロパティに加えた変更はすべてのレベルに自動的に適用されます(エンティティでその設定が既にオーバーライドされていない限り。下記参照)。

または、いずれかのレベルでシェーディング環境エンティティに変更を加えて、そのエンティティの設定を継承元エンティティ アセットに逆向きに転送することができます。「オーバーライドを適用または破棄する」も参照してください。

1 つのレベルにのみ適用される変更を行う場合:

レベルを開き、Explorer パネルでそのシェーディング環境エンティティを選択して、Property Editor で設定を変更します。

レベルのエンティティはエンティティ「アセット」から継承するため、直接変更を加えると継承された設定が現在のレベルでのみオーバーライドされます。継承元エンティティ アセットや、そのエンティティ アセットから継承した他のすべてのエンティティには影響しません。

関連項目