シナリオを作成するには

Web または iPad® 上でモデルのすべてまたは一部を視聴者と共有するには、シナリオを使用します。視聴者は Autodesk InfraWorks 2014 をインストールする必要はありません。視聴者は次の 3 つの方法でシナリオを表示できます。

シナリオの視聴者は、シナリオへのナビゲート、ストーリーボードの表示、およびシナリオ要素の表示/非表示の切り替えが可能です。ただし、モデルや提案を共有するユーザと異なり、視聴者はシナリオを変更できません。

パブリッシュしたシナリオが 1000 回ダウンロードまたは表示されるたびに、ホスト Autodesk InfraWorks 360 アカウントは 50 "クラウド クレジット" 分チャージされます。シナリオをパブリッシュするダイアログ ボックスには、現在のクラウド クレジットの使用状況が表示されます。

注: パブリッシュするモデルやシナリオのツールチップにコンテンツを含めるには、そのコンテンツが Web 上で表示可能である必要があります。たとえば、イメージ、ドキュメント、または動画にリンクする場合、そのアイテムは、コンピュータ上だけでなく、Web 上で表示できる必要があります。これには、対象のフィーチャ、キャプション、およびポイントに関連するツールチップが該当します。
  1. [提示]タブ > [ストーリーテリング]パネル > [シナリオ]をクリックします。
  2. シナリオ エクスプローラで、 をクリックしてシナリオを作成します。
  3. [シナリオを作成]ダイアログ ボックスで、シナリオの名前と説明を入力します。
  4. シナリオに含める領域を定義します。

    モデルに含まれる範囲を指定するには、[モデル全体を使用]を選択して、特定の範囲を入力するか、範囲をインタラクティブに指定します。

    範囲をインタラクティブに作成するには

    • [BBox] (境界ボックス)または[ポリゴン]を選択します。
    • モデル内で、範囲を描き、ダブルクリックして終了します。

      操作をキャンセルするには、[Esc]を 2 回押します(選択対象の選択を解除するために 1 回と、[シナリオ パッケージ]ダイアログ ボックスに戻るために 1 回)。

      注: モデルを書き出すときや、モデルの範囲を指定するときは、範囲を対話的に描くこともできます。
  5. ホーム位置(シナリオの最初の表示)を変更するには、[ホームを設定]をクリックします。任意の位置にズームおよび画面移動し、[Enter]を押します。

    操作をキャンセルするには、[Esc]を押します

    視聴者は、シナリオのナビゲーション後、ホーム位置に戻ることができます。

  6. モデルにストーリーボードを含める場合は、含めるストーリーボードを選択します。

    シナリオの範囲外のストーリーボードを含めることができます。

    ストーリーボードを含める場合は、シナリオが開くとすぐに再生されるストーリーボードを指定できます。シナリオが開いたときにストーリーボードが再生されないようにする場合は、[ストーリーボードを自動再生]の設定を[なし]のままにします。

  7. ビューアがグラウンドより上で表示できるか下で表示できるかや、グラウンドより上にのみナビゲーションを制限するかどうかを指定します。
  8. モデルに透かしが含まれている場合は、視聴者がそれらの表示/非表示を切り替えることができるかどうかを示します。

    シナリオが表示されるときは常に透かしが表示されるようにするには、このチェック オックスをオンにします。

  9. 次の[シナリオ解像度]の設定を指定します。
    • [タイル サイズ]: モデルのレンダリングはタイルを使用して行われ、画面はすべてのフィーチャ クラスを含む小さい領域に分割されます。タイル サイズを大きくすると、生成されるタイルは少なくなります。したがって、レンダリングが高速に行われますが、視覚的な品質が低下します。タイル サイズはメートル単位で指定します。
    • [テクスチャ サイズ]: 既定の計測単位で指定されたサイズのタイルでテクスチャが適用されます。テクスチャは、適用されると、緩やかにまたは緊密に表示されます。
    • [LOD]: 詳細レベル(LOD)設定では、さまざまな距離から見ることができる詳細の程度をコントロールします。詳細レベルを高くすると、離れた場所からでも詳細を確認できます。さらに離れると詳細レベルは低下し、最も遠くのフィーチャが最低の詳細レベルを持ちます。

      詳細については、「モデル生成オプション」の「[建物のファサードの詳細]」を参照してください。

  10. シナリオを保存またはパブリッシュします。

    次のいずれかの操作を行います。

    • シナリオ パッケージをローカルを作成するには、 ([選択したシナリオを作成して、ファイル システムに保管します。])をクリックします。

      適切なパッケージオプション(Web サイトへの投稿、iTunes での共有)を選択します。

      iTunes にパブリッシュする場合、シナリオ ファイルの保存場所を入力または参照します。
      注: iTunes オプションでは Web オプションと同じファイルが生成されますが、iTunes で表示可能な .imsz ファイルに圧縮されます。

      両方のパブリッシュ オプションを選択した場合は、ライト マップを作成するかどうか、パブリッシュ後にファイルを表示するかどうかを指定します。ライト マップを生成するには長い時間がかかります。この操作により、シナリオ名が使用されたサブフォルダのある、Scenario というフォルダが作成されます。

      パブリッシュする前にシナリオをプレビューするには、サムネイルの下のボタンをクリックします。

      注: シナリオは、ローカルにパブリッシュした場合、[オンライン シナリオを管理]ダイアログ ボックスに表示されません。手動で視聴者に配布したり視聴者を招待する必要があります。
    • シナリオ パッケージを InfraWorks 360 にパブリッシュするには、[選択したシナリオを Autodesk InfraWorks 360 にパブリッシュします。] をクリックします。

      リストから、InfraWorks 360 へのパブリッシュ権限のあるグループを選択します。

      すべてのユーザがシナリオを表示できるようにするには (InfraWorks 360 へのアクセス権がない場合でも)、[公開状態にする]オプションを選択します。このオプションを選択しない場合、視聴者は指定された InfraWorks 360 グループのメンバーになり、シナリオを表示するログイン資格情報を提供する必要があります。

      必要な場合は、注釈を入力します。(既定では、これはシナリオの作成時に指定した説明です。)

      シナリオがパブリッシュされると、シナリオの表示方法についての情報が含まれる招待状が生成されます。招待状の受信者を指定し、メール プログラムを使用して招待状を送信します。

      InfraWorks 360 にパブリッシュされたシナリオは、[オンライン シナリオを管理]ダイアログ ボックスに一覧表示されます。このダイアログ ボックスでは、サービスからシナリオを削除したり、シナリオをブラウザに表示したり、シナリオの URL を他の視聴者に電子メールで送信することができます。

パブリッシュされたすべてのシナリオはシナリオ エクスプローラに表示され、ここでシナリオを削除()、編集()、および複製()できます。

選択したシナリオの範囲にズームして対象領域を調整し、ファイルとしてパッケージしたり、InfraWorks 360 にパブリッシュすることもできます。