メッシュ設定

次のパラメータは、メッシュの寸法と精細度を指定します。メッシュ要素を小さくすると、シミュレーションが長くなります。

アクセス:

リボン: [構造解析]タブ [メッシュ]パネル [メッシュ設定]
[メッシュ設定]
  [平均要素サイズ]

メッシュ要素の平均サイズを指定します。この値は、X、Y、Z 方向の最長モデル寸法との比率を表します。小さな値を指定すると、小さなメッシュ要素になり、メッシュ要素の数が増加します。

一般に、要素の数は次の値と反比例します。

  • ブロック形状モデルでこのパラメータの 3 乗
  • 薄板モデルでこのパラメータの 2 乗

既定値: 0.100

他に要求がない場合の推奨値: 0.100 ~ 0.050

  [最小要素サイズ]

メッシュ要素の最小寸法を指定します。この値は、メッシュの平均サイズの値との比率です。

このパラメータの値は結果に大きく影響します。この値を大きくすると、メッシュ要素の密度は減少しますが、結果の品質は低下する場合があります。この値を小さくすると、メッシュの品質が向上しますが、要素の数は大幅に増加します。

既定値: 0.200

他に要求がない場合の推奨値: 0.100 ~ 0.200

  [要素拡大係数]

粗い領域と細かい領域の間の遷移において、隣接するメッシュ エッジの最大比率を指定します。たとえば、1.5 を設定すると、要素のエッジ長の最大値を隣接する要素のエッジ長の 1.5 倍に制限します。要素拡大係数を小さくすると、より均一なメッシュになります。

要素拡大係数の値は 1 ~ 10 の範囲です。値に 1 を指定すると、最も均一なメッシュの遷移が生成されます。値に 10 を指定すると、最も均一性のないメッシュの遷移が生成されます。値を増やすと、要素の数とローカル メッシュの品質が低下します。値を減らすと(最小は 1)、要素の数が大幅に増えます。

既定値: 1.500

他に要求がない場合の推奨値: 1.500 ~ 3.000

  [最大円弧角]

1 から 90 度の範囲で円弧の最大角度を指定します。これにより、湾曲した領域でも要素の数が増加することがあります。角度を小さくすると作成されるメッシュ要素も小さくなります。

既定値: 60 度

他に要求がない場合の推奨値: 30 ~ 60 度

  [曲面要素を作成] 曲線エッジと曲面のメッシュが作成されます。このオプションをオフにすると、直線状の要素のメッシュが作成されます。この場合、モデルを表現する精度が低くなる場合があります。
[アセンブリ オプション]  
  [アセンブリ メッシュに対してパーツに基づく計測を使用] アセンブリでは、それぞれのパーツのサイズでパーツのメッシュサイズが設定されます。
注: シミュレーションを実行する前に、メッシュのプレビューを表示することができます。シミュレーションの右クリック メニューで、[メッシュ表示]コマンドを使用します。

メッシュ コマンドは、シミュレーション ブラウザのメッシュ ノードの右クリック メニューからも選択できます。