機構ステータスと冗長性

モデルのステータス情報を提供し、 重複拘束 を修復する過程をガイドします。

注: [拘束を標準ジョイントに自動変換]または[アセンブリ拘束を変換]を使用して作成された ジョイント は、このコマンドによって自動的に変更されません。そのようなジョイントは手動で編集する必要があります。

アクセス:

リボン: [ダイナミック シミュレーション]タブ [ジョイント]パネル [機構ステータス]

[モデル情報]

[冗長度(r)]

重複拘束の数を表示します。

  • [初期]

機構全体の初期冗長度が表示されます。

  • [最終]

機構全体の最終冗長度が表示されます。この列はリアルタイムで更新されます。

[可動度(dom)]

機構全体の最終 可動度 が表示されます。

可動度を計算するとき、各 リンク機構 が閉じているかいないかが考慮されます。

  • [初期]

機構全体の初期可動度が表示されます。

  • [最終]

機構全体の最終可動度が表示されます。この列はリアルタイムで更新されます。

ボディの数

すべての固定および可動ボディを含めたボディの全数を表示します。

可動ボディの数

可動ボディの数のみ表示します。

[閉リンク機構]

この機構の各閉リンク機構について名前と詳細な情報が表示されます。モデル内に閉リンク機構があり、[詳細]によりアクセスしたとき、ダイアログ ボックスのこの項は有効になります。

注: [ダイナミック シミュレーション]ブラウザ内で、過剰拘束機構が警告アイコンにより表示されます。

[チェーン名]

下の表に示されている閉リンク機構の名前を設定します。名前の後にスラッシュ(/)があり、その後ろに機構にある閉リンク機構の合計数が続きます。

  • : 前の閉リンク機構の名前と情報が表示されます。
  • : 次の閉リンク機構の名前と情報が表示されます。

グラフィックス ウィンドウ内で選択したリンク機構のコンポーネントを強調表示します。

重複ジョイントを示します。アイコンをクリックすると、重複の解決方法を助言するメッセージが表示されます。

[初期ジョイント]

選択された閉リンク機構の初期ジョイントが表示されます。リンク機構が残りの機構から独立しているかのように冗長度と可動度が計算されます。

  • r: 選択したチェーンの冗長度が表示されます。
  • dom: 選択したチェーンの可動度が表示されます。
  • ジョイント名: ジョイントの名前(2 つのジョイント コンポーネントの名前を含む)が[ダイナミック シミュレーション]ブラウザに表示されます。

    選択したチェーンのすべてのジョイント名がこの列に表示されます。

    ヒント: ジョイントの完全な名前を表示できない場合は、名前の上にカーソルを移動してください。ツールチップに完全な名前が表示されます。

    ジョイント名をクリックすると、ブラウザおよびグラフィックス ウィンドウでジョイントがハイライト表示されます。

重複拘束

初期ジョイントに関連付けられている重複拘束を一覧表示します。機構が過剰拘束になる原因として識別されたジョイントについては、過剰拘束の方向がオレンジ色でハイライト表示されます。それらは親パーツの座標系に表示されます。

以下は拘束のタイプです。

[最終ジョイント]

選択された閉リンク機構に最終ジョイントが表示されます。リンク機構が残りの機構から独立しているかのように冗長度と可動度が計算されます。

  • r: 選択したチェーンの冗長度が表示されます。
  • dom: 選択したチェーンの可動度が表示されます。
  • ジョイント名: 各ジョイントのタイプが表示されます。

    プルダウン メニューには、同じカテゴリのジョイントのみが表示されます(標準ジョイントまたは回転/スライド ジョイント)。

    各[ジョイント名]フィールドの右にある矢印をクリックすると、重複を解決する可能性の高いジョイント タイプが一覧表示されます。同じ行にある初期ジョイントと置き換えるジョイントのタイプを選択できます。

リンク機構のローカルとグローバルの rdom が自動的に更新されます。[最終ジョイント]列に、ローカルおよびグローバルの r と dom が表示されます。

新たに選択したジョイントをテストするため シミュレーション が実行されます。もう一度クリックすると、シミュレーションが停止します。

ジョイントのタイプと設定が初期の状態に戻ります。