通常、ビューにオブジェクトが見えない、または期待どおりに表示されないのは、表示設定が誤っていることが原因です。新しい空のプロジェクトでエラーを再現してみることが最善の方法です。このプロセスにより、フェーズ作成およびファミリ作成で発生する多くの重複する表示問題を切り分けることができます。
次のセクションでは、一般的に発生するビューおよび表示の問題を特定し、解決するのに役立つヒントを紹介します。
オブジェクトが誤って描画されているように見える
現在の表示を更新するには、オブジェクトをビューから切り取り、同じ面に揃えて貼り付けます。この操作は、単一インスタンスのジオメトリの描画の問題が発生した場合に強制的に更新を行います。
「位置合わせした要素を貼り付ける」を参照してください。
立面図および断面図マークが正しく表示されない
次の操作を試して、立面図および断面図マークの表示の問題を解決します。
- 図面のビュー尺度を小さくします。「ビュー尺度」を参照してください。
- 立面図または断面図のインスタンス パラメータで、[これより粗い尺度は非表示]のパラメータ値を変更します。「断面タグの表示」と「立面タグを非表示にする」を参照してください。
通芯または参照面が表示されない
次の操作を試して、通芯および参照面の表示の問題を解決します。
- 通芯および参照面は、表示されているビューに垂直である必要があります。適切な立面図または平面図ビューに切り替えて表示します。「[プロジェクト ブラウザ]を使用する」を参照してください。
- 通芯および参照面は、表示されるビューの切断面の下にある必要があります。切断面がビュー範囲で低すぎる深さに設定されていないことを確認します。「ビュー範囲を修正する」を参照してください。
オブジェクトが表示されない
次の操作を試して、オブジェクトの表示の問題を解決します。
- ビュー コントロール バーで、ビューの非表示の要素を表示します。「非表示要素をリビールおよび表示する」を参照してください。
- ビュー コントロール バーで、ビューの詳細レベルを変更します。一部のジオメトリは、特定の詳細レベルで表示されません。「ビューの詳細レベルを指定する」を参照してください。
- [ビュー範囲]設定が正確であることを確認します。詳細は、「ビュー範囲」を参照してください。
- [表示/グラフィックスの上書き]ダイアログで、オブジェクトの表示が有効になっていることを確認します。「表示設定とグラフィック表示の概要」を参照してください。
- [表示/グラフィックスの上書き]ダイアログで、[フィルタ]タブをクリックし、適用されているフィルタをオフにします。「フィルタを使用して要素の表示設定とグラフィック表示をコントロールする」を参照してください。
- プロジェクトがワークシェアされている場合は、[表示/グラフィックスの上書き]ダイアログで、[ワークセット]タブをクリックし、適用されているフィルタをオフにします。「ビューでワークセットの表示を変更する」を参照してください。
- ハーフトーンとして表示するように設定されていないハーフトーン オブジェクトのカテゴリ全体を表示する場合は(「表示設定とグラフィック表示の概要」を参照)、専門分野のビューを変更します。[専門分野]設定は、さまざまなオブジェクト カテゴリが専門分野固有のビューでどのように表示されるかを決定します。また、[コーディネーション]を選択して、ハーフトーンなしのソリッドとしてすべてのオブジェクト線分を表示します。詳細は、「ビュー プロパティ」を参照してください。
- プロジェクトでフェーズを使用する場合は、[フェーズ フィルタ]パラメータで[なし]を選択します。[フェーズ]および[フェーズ フィルタ]はいずれも、ビュー内のオブジェクトの表示に影響を与えます。「フェーズ フィルタを適用する」を参照してください。
注: 解体された要素のインスタンスがフェーズ状態であり、個々のフェーズではないことを確認します。「
要素を解体する」を参照してください。