概要 - ダイアログ ボックスの右端や下のスペースを調整する(DCL)

ダイアログ ボックスの右端や下には、未使用のスペースが存在することがあります。

注: AutoLISP での DCL のサポートは Windows のみに制限されています。

これは text タイルに指定した幅が、その現在値に必要な幅よりも大きい場合に起こることがあります。たとえば次は、アプリケーションがタイルの値を設定するまでは、何も表示しないタイルを定義しています(タイルの値は空の文字列です)。

: text {
  key = "l_text";
  width = 18;
  fixed_width = true;
}

上の例では、属性 width では、ダイアログ ボックス内で 18 文字分のスペースを確保しています。アプリケーションは、次のような文を指定して文字を追加できます。

(set_tile "l_text" "Bylayer")

"By layer" は 18 文字全部を必要としないので、ダイアログ ボックスの右側には余分なスペースができます。同じような状況は、errtile を使用してエラーメッセージを表示するときにも発生します。エラー メッセージが表示されていないと、ダイアログ ボックスの下には余分なスペースがあるように見えます。この場合、ダイアログ ボックスの上に spacer タイルを追加すると、垂直方向のレイアウトのバランスを取るのに役立ちます。