概要 - ダイアログ ボックスのレイアウトを調整する(DCL)

既定では、タイルのサイズは自動的にダイアログ ボックスのほぼ全幅に合わせられます。

注: AutoLISP での DCL のサポートは Windows のみに制限されています。

前の図では、[OK]ボタンが、ダイアログ ボックスのほぼ全幅を占めています。このダイアログ ボックスの DCL ファイルは、次のとおりです。

hello : dialog {
  label = "Sample Dialog Box";
  : text {
    label = "Hello, world";
  }:
  button {
    key = "accept";
    label = "OK";
    is_default = true;
  }
}

この DCL ファイルを、ボタン タイルに fixed_widthalignment 属性を追加することにによってダイアログ ボックスの外観が良くなるように編集することができます。fixed_width 属性を true に設定すると、ボタンが使用可能なスペース全体に広がらないようになり、ボタンの境界線も中の文字列よりも少しだけ広い程度に収縮します。alignment 属性を centered に設定すると、ボタンは強制的にダイアログ ボックスの中央に配置されます。既定では、列内のタイルは左揃えになります。

改訂した DCL ファイルは、次のようになります。

hello : dialog {
  label = "Sample Dialog Box";
  : text {
    label = "Hello, world";
  }:
  button {
    key = "accept";
    label = "OK";
    is_default = true;
    fixed_width = true;
    alignment = centered;
  }
}