AutoLISP 式は、1 行または複数行にフィットするように整形することができます。
コードの整形は、コードの実行には影響しませんが、読みやすくなります。AutoLISP 式を入力するときに、プログラム ファイルにスペースやタブを手動で追加できますが、Visual LISP のコード整形機能を使用して既存の AutoLISP コードを再整形することもできます。コード整形機能は、[整形オプション]ダイアログ ボックスで選択可能な整形オプションによって表される一連の規則に基づいて AutoLISP コードを再整形します。
サポートされている 2 つの整形スタイルは、次のとおりです。
プレーン スタイルは、すべての引数が同じ行に置かれ、1 つのスペースで区切られます。
(autoload "appload" '("appload"))
コード整形機能は、次の場合にプレーンスタイルを適用します。
幅広スタイルは、最初の引数が関数名と同じ行に配置され、他の引数は最初の引数の下の列に揃えられます。
(autoload "appload" '("appload") )
コード整形機能は、次の場合に幅広スタイルを適用します。
幅狭スタイルは、最初の引数が次の行の関数名の後ろに配置され、他の引数は最初の引数の下の列に揃えられます。最初の引数の開始位置は、式の開始位置を基準に配置され、[幅狭スタイルのインデント]オプションの値によってコントロールされます(次の例では、この値は 2 です)。
(autoload "appload" '("appload") )
幅狭スタイルは、progn 式、およびプレーン スタイルや幅広スタイルを適用できないときにそれらのインスタンスに適用されます。
Visual LISP のコード整形機能は、要素を列に配置することができます。このスタイルは、クォーテーション付きのリストや Cond 式の節に適しています。
たとえば、次のコードです。
'((10 "{insertion}") (1 "{string}") (7 "{style}"))
次のように表示されます。
'((10 "{insertion}") (1 "{string}") (7 "{style}") )