プログラムを誰でも使用できるようにするには、障害を持つユーザへの配慮も忘れないでください。
ダイアログ ボックスを設計するときは、次の点に注意してください。
特定の色を識別できない人が多くいます。色を使用して情報を表現する場合は、同じ情報を別の方法(通常は文字)でも表現するようにしてください。
たとえば、AutoCAD 標準の色ダイアログ ボックスでは、色を表すイメージ タイルとともに、色の名前または番号を表すテキスト メッセージが表示されます。
ユーザの中には、マニュアルの小さな活字をうまく読めない人や、手でページをめくることさえ難しい人も多くいます。そのようなユーザにとっては、主ダイアログ ボックスに 1 つの[ヘルプ]ボタンがあるだけでも、とても助かります。
ユーザの中にはポインティング デバイスを使用するのが難しかったり、まったく使用できない人もいます。キーボードだけでもダイアログ ボックスを操作できるように、ショートカット キーを割り当てるように心がけてください。
簡単な分かりやすい言葉でダイアログ ボックスを設計すれば、発声や聴覚に障害を持っているユーザも大変助かります。ユーザが無理に多くのことを覚える必要がないようにしてください。一貫した言葉を使用し、できるだけ選択肢から選べるようにしてください。