複数のツールを使用して、リリース間でカスタム設定をマイグレートしたり、コンピュータ間で設定を転送することができます。
旧リリースからカスタム設定をマイグレートするツール
次のツールを使用して、旧リリースのプログラムのカスタム設定とファイルを、現在のリリースにマイグレートすることができます。
- [カスタム設定をマイグレート]ダイアログ ボックス: ユーザ プロファイル、CUI および CUIx ファイル、ツール パレット(ATC)ファイル、ユーザ定義線種(LIN)ファイル、ハッチング パターン(PAT)ファイル、コマンドのエイリアスを含む acad.pgp (AutoCAD LT の場合は acadlt.pgp)ファイル、およびカスタム マテリアルがマイグレートされます。(AutoCAD LT では、ユーザ プロファイルはサポートされていません)。
- [ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタ:選択したカスタム インタフェース要素を、あるリリースから他のリリースにマイグレートします。CUI エディタは、元のファイルを変更せずに、旧式のメニュー(MNU と MNS)および CUI ファイルを CUIx 形式に変換します。
- 高度なツール: オートデスクの Web サイトに用意されている追加のマイグレーション ツールは次のとおりです。
- DWG TrueView: DWG ファイルを異なるリリース間で変換します。プログラム内から DWGCONVERT[DWG 変換]コマンドを使用することもできます。
- ScriptPro: 図面のセットに対してスクリプト ファイルを実行します。(AutoCAD LT では使用できません)。
- AutoLISP 互換アナライザ: AutoLISP ファイルと付随するメニュー(MNL)ファイルで検出された互換性の問題を詳細に示します。このツールで互換性の問題が検出されると、問題の説明と修正方法の提案が表示されます。(AutoCAD LT では AutoLISP はサポートされていません)。
注: 新しい製品バージョンのインストール後は、新しいカスタマイズの上書きを回避するために、できるだけ早くカスタム設定とファイルをマイグレートすることをお勧めします。
コンピュータ間でカスタム設定を転送するツール
次のツールを使用して、同じリリースのプログラムを使用しているコンピュータ間でカスタム設定とファイルを転送することができます。
- [設定を同期]:カスタム設定をオンライン Autodesk アカウントと同期します。Autodesk 360 を使用している場合、オンライン アカウントから他のコンピュータに設定をダウンロードすることができます。
- [設定を書き出し]/[設定を読み込み]: すべてのカスタム設定の転送パッケージを作成して、他のコンピュータに読み込みます。また、このツールを使用して、カスタム設定のバックアップを作成できます。
- [ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタ: 個々のカスタム設定を異なるコンピュータ間で転送します。