タイム スライダを使用してヘアをシミュレートします(ヘアのシミュレーションの再生を参照)。キャッシュ ファイルを作成して、シミュレーション中にヘア カーブの位置をすべて保存することができます。キャッシュ ファイルを利用すると、レンダーせずにヘアのシミュレーションをすばやくプレビューすることができます。この機能には多くの利点があります。たとえば、タイム スライダを前後にスクラブしてキャッシュを再利用すると、レンダー時に問題を解決する必要がなくなります。
キャッシュの主な目的は、バッチ レンダーによって分散レンダーを実行し、シミュレーションを正確に一致させることです。
詳細については、分散レンダーでレンダリングを行うを参照してください。
具体的には、次のようなことが可能です。
ヘアのキャッシュを作成するには
次のオプションがあります。
キャッシュのタイム レンジを選択します。レンダー設定(Render Settings)またはタイム スライダ(Time Slider)で指定されたタイム レンジを使用するか、開始/終了(Start/End)オプションで新しいタイム レンジを設定します。
サンプリングでオーバー(Over)またはアンダー(Under)を指定してから、サンプリングのレート(Rate)の値を設定します。レート(Rate)の既定値は 1 です。
キャッシュにアペンド(Append to Cache)を使用して、指定したフレームを既存のキャッシュに追加することができます。指定したフレーム レンジがキャッシュ内にある最後のフレームよりも前になる場合、重複しているフレームは上書きされます。元々キャッシュしていた以上のフレームをレンダーする場合、ヘアのキャッシュにデータを追加した方がよい場合があります。
ヘアの動作を手動で微調整する場合は、「キャッシュにアペンド/キャッシュの切り捨て」ワークフローを使用できます。たとえば、しばらくシミュレーションをキャッシュしてヘアの動作が気に入らないフレームまたはその前で切り捨て、一部のアトリビュートを変更して変更する動作の部分に来るまでキャッシュを続けます。詳細については、ヘアのキャッシュの切り捨てを参照してください。
ヘアのキャッシュに追加するには
次のオプションがあります。
キャッシュに追加するタイム レンジを選択します。単一のフレームを適用する現在のタイム(Current Time)、現在のタイムからタイム スライダの終端(Current Time to Time Slider End)を使用するか、開始/終了(Start/End)オプションで新しいタイム レンジを設定します。
サンプリングでオーバー(Over)またはアンダー(Under)を指定してから、サンプリングのレート(Rate)の値を設定します。レート(Rate)の既定値は 1 です。
設定したオプションに応じて、ヘア システムの既存のキャッシュ ファイルに新しいキャッシュ情報が追加されます。
キャッシュを切り捨てる理由は、以下のどれかです。
ヘアのキャッシュの切り捨て
キャッシュを削除する理由は、以下のどれかです。
ヘアのキャッシュを削除するには