Project Sync 機能は、Vault と Autodesk Buzzsaw との間でファイルおよびフォルダを同期します。この機能を使用すると、Vault のユーザは、Vault 内のフォルダのファイルと Buzzsaw 内のフォルダを自動的に同期することができます。同期は双方向で可能です。つまり、Vault と Buzzsaw との間でファイルを相互にアップロードできるため、プロジェクト チームのメンバ同士で効率的かつ信頼性に優れた双方向のコミュニケーションを確立できます。
詳細については、「Project Sync のインストール」を参照してください。
Project Sync ユーティリティを設定することで、ニーズに最適な方法で同期を自動的に実行できます。同期は、毎日の予定時刻、継続的、指定の作業イベントの発生時、または要求時に実行することができます。場合によっては、毎日の終業時に同期の実行が必要なことがあります。また、Vault でファイルのステータスを変更するたびに、変更後のファイルを Buzzsaw と自動的に共有してすべてのユーザが使用できるように、同期を実行する設定が必要になることがあります。
Project Sync をインストールすると、4 つのコマンドが Vault Client に新たに追加されます。
各コマンドは、ジョブ キューにジョブを追加します。手動ジョブの場合、選択したファイルを基にジョブ キューでコマンドが実行されます。[同期開始]コマンドを使用する場合、Vault と Buzzsaw のデータベース間でファイルを同期するキューにジョブが追加されます。
Buzzsaw との共有
Project Sync の[設定]ダイアログで設定したフォルダ マッピングに基づいて、選択したファイルが Vault サーバから Buzzsaw サーバに追加されます。ファイルが Buzzsaw サーバに既にある場合は、新しいバージョンが追加されます。
Buzzsaw からの更新
選択したファイルが Buzzsaw サーバから Vault サーバに更新されます。ファイルが変更されていない場合、Vault で新しいバージョンは作成されません。変更がある場合は、必要に応じて新しいバージョンが作成されます。
Buzzsaw からの追加
選択したファイルが Buzzsaw サーバから Vault サーバに追加されます。Vault にまだ追加されていないファイルは追加され、既に追加されているファイルは更新されます。
同期開始
マッピングした Vault と Buzzsaw のフォルダ内のファイルがすべて同期されます。
同期では、最初に Vault のデータの変更が Buzzsaw に対して更新されます。Vault から Buzzsaw への変更の更新が完了したら、Buzzsaw での残りの変更が Vault に対して更新されます。
Project Sync 機能では、ジョブが作成されてジョブ キューに追加され、自動的に実行されます。Project Sync をインストールすると、4 つの新しいジョブ タイプが追加されます。
Project Sync のコマンド | ジョブ タイプ |
---|---|
[Buzzsaw と共有] |
autodesk.vault.projectsync.share.2 |
[従属関係で Buzzsaw と共有] 注: このコマンドは従属関係のみを共有します。添付ファイルまたは関連ファイルを共有する場合、詳細については、「Buzzsaw との共有」を参照してください。
|
注: このジョブ オプションは、Vault 2015 R2 でのみ使用できます。
autodesk.vault.projectsync.sharewithdependencies |
[Buzzsaw から更新] |
autodesk.vault.projectsync.update.2 |
[Buzzsaw から追加] |
autodesk.vault.projectsync.add.2 |
[Buzzsaw と同期] |
autodesk.vault.projectsync.sync.2 |
ジョブ タイプの詳細については、「Job Processor を管理する」を参照してください。