リリース 4.1 の新機能

軌道情報のリターゲット

HumanIK リターゲットソルバは、ソースキャラクタからの軌道情報をターゲットキャラクタのキャラクタスペースにリターゲットすることができるようになりました。

新しい HIKGetEffectorStateTQfv() 関数を使用して、Effector Set State のエフェクタのグローバルスペースのトランスレーションとクォータニオン回転を取得できるようになりました。

新しい HIKSetCharacterSpaceEffectorStateTQfv() 関数を使用して、Effector Set State のエフェクタのローカルスペースのトランスレーションとクォータニオン回転を設定できます。すべての軸のスケール値は 1.0f 内部で設定されます。

HIKCharacter オブジェクトは、内部ポインタを含まなくなりました。したがって、メモリの別の場所に自由に動かすことができるようになりました。「HumanIK 4.0 から HumanIK 4.1 への移行」を参照してください。

アニメーションが、ソースキャラクタよりも多くの指または足指を持つキャラクタにリターゲットされる場合、ターゲットキャラクタの追加の指または足指も、ソースキャラクタの最後の指または足指の動きを追うようになりました。

新しい HIKFingerPropagationId キャラクタプロパティについては、「リターゲットに固有のプロパティ」を参照してください。

視覚的サンプルには、次の新しいシーンが含まれています。

FloorContact は、HumanIK の足および手のコンタクトエンジンを使用してキャラクタが方向付きプレーンをすり抜けしてしまうのを防止する方法について説明しています。
Ladder は、HumanIK でキャラクタの動きを、その世界の異なるサイズのオブジェクト(ここでは、ステップの間隔が異なる 3 種類のはしご)に合わせる方法について説明します。
GuitarContact は、HumanIK を使用してキャラクタをプロップ(ここではキャラクタが持っているギターゲームコントローラ)と相互作用させる別の方法について説明します。

さらに、HIKSamples.sln プロジェクトが HumanIK に付属のさまざまなサンプルプロジェクトの性質をより反映するように再編成されました。詳細は、「 HumanIK のサンプル」を参照してください。

このバージョンのHumanIK に付属している MotionBuilder Open Reality Solver プラグインのバージョンが、次の新しい機能で拡張されました。

ソースキャラクタの HipsTranslationNodeId ノードからターゲットキャラクタへのアニメーション軌道のリターゲット詳細は、「アニメーションの軌道をリターゲットする」を参照してください。
HIK キャラクタ、Character State、Effector Set State および Property Set State をディスクのファイルに書き出すことができる機能

詳細は、「MotionBuilder HumanIK ソルバプラグイン」を参照してください。