従来のレンダー レイヤを使用して、レイヤ単位で可視性/反射をコントロールする

注: Maya 2016 Extension 2 では、レンダー レイヤ、コレクション、オーバーライドを作成するための最新のアプローチを提供する新しいレンダリング設定システムを使用できます。この新しいアプローチは、レンダリングの複雑なシーンの管理を簡略化するため、現在、推奨ワークフローとなっています。詳細については、「Maya のレンダリングの設定」を参照してください。

オブジェクトの反射と屈折のみを含むレンダー レイヤが必要であるにもかかわらず、オブジェクトがそのレイヤ上で可視になっていない場合があります。レンダリング詳細(Render Stats)の一次可視性アトリビュートで、オブジェクトを反射および屈折させることができますが、オブジェクト自体はレンダーされません。

オブジェクトをレンダーするには、可視オブジェクトと非可視オブジェクト(反射と屈折を表示するオブジェクト)の両方が同じレイヤに属するようにする必要があります。

オブジェクトを非表示にしてその反射と屈折を表示するには

  1. ウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー レイヤ エディタ(Window > Rendering Editors > Render Layer Editor)を選択します。
  2. レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)ウィンドウで、オブジェクトを非表示にするレイヤを選択します。
  3. オブジェクトを選択します。選択したオブジェクトのアトリビュートが含まれたアトリビュート エディタ(Attribute Editor)が表示されます。
  4. オブジェクトのシェイプ ノードのレンダリング詳細(Render Stats)セクションにある、一次可視性(Primary Visibility)をオフにします。一次可視性(Primary Visibility)アトリビュートがオレンジ色に変わり、このレイヤ上で可視性がオーバーライドされたことを示します。