Gameware Navigation 2013.1.x の新機能

このページでは、2013.1 リリースの新機能と修正された不具合を紹介します。

NavGraph へのパスおよび NavGraph からのパス

AStarQuery は、クエリを実行する前に指定された NavGraph の頂点およびエッジで開始および終了するパスを計算できます。これにより、キャラクタは、NavMesh の境界の外側に導くスマート オブジェクトをトラバースしている場合でも新しいパスを計算でき、または特定のスマート オブジェクトに至るパスをプランできます。

AStarQuery オプション」を参照してください。

1 方向の NavTag トランジション

2 つの NavTag 間に 1 方向のトランジションを許可できます。これにより、NPC がゾーンに入ることはできても出ることはできないシナリオ、またはその逆のシナリオを設定できます。

NavTag を禁止、回避、優先する」および 「2013.1.x のためのアップグレード要件」を参照してください。

NavTag のパス コスト乗数

異なる NavTag を交差しないパスをキャラクタに優先させ、各 NavTag の交差を回避する相対的な強度をコントロールできます。パス ファインディングおよびパス フォローイング システムは、異なる NavTag への交差を考慮するたびに、その NavTag のコスト乗数を取得するユーザ定義関数を呼び出し、NavMesh を通るパスのデフォルト コストに対して乗算します。NavTag のコスト乗数を大きくすると、キャラクタはその NavTag の交差を避けてより遠くまで移動します。

NavTag を禁止、回避、優先する」および 「2013.1.x のためのアップグレード要件」を参照してください。

NavGraph の頂点を評価する新しいパス ファインディング クエリ

このリリースの新しいパス ファインディング クエリ クラス BestGraphVertexPathFinderQuery は、AStarQuery の代わりに使用できます。このクエリは、NavData を通って伝播する際に検出された NavGraph 頂点を評価するためのユーザ定義関数を呼び出して、その場でパスの目的地を選択します。たとえば、NavGraph 頂点を使用する NavData で表された援護地点などのデータがある場合、このクエリを使用して、プレイヤーからうまく隠されている最も近い援護地点を動的に選択できます。

代替パス ファインディング クエリ」を参照してください。

AStarQuery の CanGo チェック

A* アルゴリズムを開始してパスを計算する前に、目的地までの直線パスの初期テストを実行するように、AStarQuery を設定できます。これにより、直線パスに障害物がない場合のパス計算のパフォーマンスが向上します。

AStarQuery オプション」を参照してください。

Navigation Lab とビジュアル デバッグの改善

このバージョンには、次のような、Navigation Lab インタフェースおよびビジュアル デバッグ システムについてのいくつかの改良が含まれます。

修正された不具合

このリリースには新しいバグ修正が含まれ、2013.0.x リリースで行われたすべてのバグ修正がロール インされています。詳細については、Autodesk Gameware の開発者用サイト(http://gameware.autodesk.com)のバージョン履歴を参照してください。