エネルギー解析用のモデルを準備するときは、マスを使用してカスタム サーマル ゾーニングを作成できます。
自動サーマル ゾーニングではモデルのエネルギー解析のニーズを満たすことができない場合は、カスタム サーマル ゾーンを使用することで、より正確に設計の意図を反映させることができます。たとえば、複数階にまたがる大型のアトリウムのモデリングをする場合、固有のサーマル ゾーンを使用して表現する必要があります。
カスタム サーマルゾーンは、次の場合に便利です。
カスタム ゾーニングを使用するには、コンセプト マスを使用するモデル(建物要素の有無は問わない)を作成し、[エネルギー設定]ダイアログで次のパラメータを設定します。
次に、マス内の個々のフォームをモデル化し、マス フォーム単位で切り取ってゾーンを作成します。シミュレーションでは、フォームとマス床の交点を境に、それぞれ別のマス ゾーンと解釈されます。
自動ゾーンでメインの建物に 1 つのマスを使用すると、この結果が得られます。 | メインの建物でマス フォームを定義すると、異なるゾーニング結果が得られます。 |
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アトリウムを作成するには、大きいマス モデルとはマス床の設定が異なる小さいアトリウム マス フォームを作成し、そのアトリウム マスを大きいマス モデル内に配置します。