損傷解析を選択すると、材料特定にはすべての直交異方性材料特性および次のプロパティが含められます。 (損傷解析の設定については、「2D 要素」ページの「損傷解析タイプの定義」段落を参照してください)。
ヒント: 材料の方向を設定するには、
[要素定義]ダイアログ ボックスの
[一般]タブにある
[材料軸方向]を使用します。詳細については、「
2D 要素」ページの
「2D 要素の方向を制御する」段落を参照してください。
選択した損傷解析に応じて何らかの入力が必要となります。
複合強さ:
[複合強さ]セクションでは、損傷開始を決定するための材料強度を入力します。軸 1 は材料軸 1 に対応し、繊維はこの軸に対して平行になります。軸 2 は繊維に対して垂直になります。材料特性は、すべて複合繊維および母材複合材料に対応するものです。
- [ローカル座標軸 1 の引張応力:]縦引張強度(XT)
- ローカル1 軸の圧縮応力:縦圧縮強度(XC)
- ローカル軸 1 (せん断):縦せん断強度(SL)
- ローカル座標軸 2 の引張応力:横引張強度(YT)
- ローカル 2 軸の圧縮応力:横圧縮強度(YC)
- ローカル軸 2 (せん断):横せん断強度(ST)
- せん断関与係数:繊維の引張開始基準に対するせん断応力の関与(α)。 値は両端値含む 0 から 1 です。
エネルギー散逸:
[エネルギー散逸]セクションでは、材料エネルギー散逸率を入力して、損傷進展を評価します。
- ローカル軸 1 (引張): 繊維の引張の損傷時のエネルギー散逸(GC t)
- ローカル軸 1 (圧縮): 繊維圧縮の損傷時のエネルギー散逸(GCfc)
- ローカル軸 2 (引張): 母材の引張の損傷時のエネルギー散逸(GCmt)
- ローカル軸 2 (圧縮): 母材の圧縮の損傷時のエネルギー散逸(GCmc)
追加の情報および材料特性が使用される計算式については、「損傷の理論的記述」ページを参照してください。