結果環境

[結果]環境には次の 2 つの役割があります。

注:

解析結果を理解する

解析タイプによっては、次の 2 つの異なるタイプの結果が表示される場合があります。これらの違いを把握しておくことをおすすめします。

解析結果は、グラフ表示か照会によって視覚的に取得することができます。これらの結果にはわずかに違いがあります。

ソリッド要素(ブリック、3D、4 面体要素など)で構成された要素を含むモデルの場合、視覚的に表示された既定の結果は、モデルの表面上の要素を形成するすべての節点に基づきます。節点が 1 つでも表面上にある場合、要素が表面上にあるとみなされます(内部空洞などモデルの内部に表面がある場合は注意が必要です)。そのため理論的には、凡例に表示される最大/最小値は、表面下の節点の要素となる場合があります。この場合、最大/最小値を表すモデルの色が表示されないと把握が難しくなります。いくつかの要素を選択して非表示にしている場合、表面要素の新しいセットを作成すると、表面要素に接続する新しいセットの節点に基づいた結果が表示されるようになります。

応力モデルの場合、最大応力は通常、モデルの外面に分布するため、表面のみの結果を表示することができます。ヘルツの接触応力や熱応力のようにモデル内部に最大応力が予想される場合は、スライス平面か要素を非表示にすることで内側を表示させ、新しい表面上の節点をすべての結果に使用することができます。他の解析タイプでは、最大結果はソリッド メッシュの内部にある場合があります。このような場合、[結果オプション] [表示] [内部メッシュを表示]をクリックしてこの項目をアクティブにすると、結果を表示する際にすべてのソリッド要素が使用されます。図 1 を見てください。

ブリック要素でモデル化されたソリッド キューブの既定表示。[結果オプション] [表示] [内部メッシュを表示]がオフの状態です。 モデルをスライスした場合、表面上の要素のみが表示されます(1)。内部要素(2)の結果は既定では表示されません。表示領域に視覚的に表示された結果は、表面要素(3)に接着した節点に基づいたものです。

図 1: ソリッド要素の結果

[結果]環境でモデルを物理的にスライスすると、表面要素の新しいレイヤが現れます。前述の非表示要素の例と同様です。図 1 のスライスは理論上の話です。

以下のトピックについては各セクションを参照してください。

結果オプション 要素結果の平滑化をアクティブ/非アクティブにします。
平滑化オプション 平滑化関数(既定では、最大、最小、範囲などのオプションを指します)、パーツ境界の平滑化などの平滑化計算で使用するオプションを設定します。
プロット設定ダイアログ 凡例ボックスに関連するすべての項目やカラーのコンターの表示を変更します。
[プローブ] マウスのカーソルを合わせると節点の結果が表示されます。
[結果] テキスト ウィンドウで選択した節点の結果を取得します。必要に応じて、結果の合計を計算し、ファイルに保存します。
内部メッシュを表示 内部ソリッド要素の表示をアクティブ/非アクティブにします。
解析結果をグラフ化する 単一または複数の節点の解析結果をグラフ化し、結果を操作します(導関数、積分など)。

選択、表示可能項目、非表示の要素

要素と節点は次の方法で選択できます。